PB-Prog > 実行可能なプログラム g800PPC (g800 for PocketPC) Version 0.9.8



はじめに

・g800PPC は、まるひろ氏 (外部リンク) が開発した SHARP のポケコン PC-G850/G815/E200 のエミュレータ g800 を T.Matsu が PocketPC (Windows Mobile) (ARM CPU) 用に移植したものです。
・IOCS 呼び出しをエミュレートしているため, 実機の ROM イメージがなくてもマシン語のプログラムを実行できます。
・実機の ROM イメージがあれば BASIC 等を利用できます。
・MiTAC の Mio P350 (Windows Mobile 5.1.195) で動作確認しました。

!!! 重 要 !!!

現時点のバージョンでは、キー入力が正常に動作しません。
また、オリジナルの g800 のすべての機能の動作を確認したわけではないので不具合が発生する可能性があります。

ダウンロード

g800PPC Version 0.9.8 バイナリ (ARM CPU) [g800ppc_0_9_8.zip]
g800PPC Version 0.9.8 ソース [g800ppc_0_9_8_source.zip]
SDL Version 1.2.14 ソース [sdl_1_2_14_source.zip]

スクリーンショット

(スクリーンショットは、PocketPC 2002 SDKに付属するエミュレータを使用しています)

g800PPCをROMイメージ無しで起動したもの g800PPCをROMイメージ有りで起動したもの

プログラムの実行

ROMイメージ無しの場合
  1. g800PPC.0.9.8.zipを解凍する。
  2. g800PPC.exeとSDL.dllを同じ適当なフォルダにコピーする。
  3. 設定ファイルg800config.txtをg800PPC.exeと同じフォルダにコピーする。
  4. g800PPC.exeを起動する。

ROMイメージ有りの場合
  1. ROMイメージを作成する。ROMイメージの作成方法は、Windows版と同じです。
     (http://ver0.sakura.ne.jp/pc/index.html#g800を参照)
  2. g800ppc_0_9_8.zipを解凍する。
  3. g800PPC.exeとSDL.dllを同じ適当なフォルダにコピーする。
  4. 設定ファイルg800config.txtをg800PPC.exeと同じフォルダにコピーする。
  5. 1 で作成したROMイメージをg800PPC.exeと同じフォルダにコピーする。
  6. g800config.txt の '#rom_dir ~/' を 'rom_dir ~/' に変更する。
  7. g800PPC.exeを起動する。

ソースコードのビルド

1. Microsoft eMbedded Visual C++ 3.0 日本語版ならびにPocketPC 2002 SDKが必要です。
2. sdl_1_2_14_source.zipを解凍する。(以下、"C:\TEMP\SDL-1.2.14" ディレクトリに解凍したものとして説明します)
3. g800ppc_0_9_8_source.zipを解凍する。(以下、"C:\TEMP\SDL-1.2.14\VisualCE\g800" に解凍したものとして説明します)
4. eMbedded Visual C++ を起動して "C:\TEMP\SDL-1.2.14\VisualCE\SDL.vcw" を開く。
5. ワークスペース 'SDL' のプロジェクト 'g800', 'SDL', 'SDLmain' をビルドする。

ソースコード (g800) の修正点

・'T.Matsu', '_WIN32_WCE', '__inline__' で検索してください。
  (_WIN32_WCE は、eMbedded Visual C++ に標準で定義されている定数です)

ソースコード (SDL) の修正点

・'T.Matsu' で検索してください。

参考文献

・Version 0 (http://ver0.sakura.ne.jp/)


最終更新日:2019年1月23日
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