PB-Prog > 資料 TenBASIC Version 1.0.5 オンラインマニュアル > 6. 言語仕様 > 6-1. コマンド



書式の見方

コマンドを実行するためには,以下の条件を全て満たす必要があります。
・コマンドを認識していること。(認識していない場合,変数として扱われます)
・コマンドが実行可であること。

認識について

種類 説明
DE ターゲットが DEFAULT の場合におけるコマンドの認識
(●:認識する (コマンド), ×:認識しない (変数))
E5 ターゲットが PC-E500 の場合におけるコマンドの認識
(●:認識する (コマンド), ×:認識しない (変数))
E6 ターゲットが PC-E650 の場合におけるコマンドの認識
(●:認識する (コマンド), ×:認識しない (変数))
E2 ターゲットが PC-E200 の場合におけるコマンドの認識
(●:認識する (コマンド), ×:認識しない (変数))
G8 ターゲットが PC-G850 の場合におけるコマンドの認識
(●:認識する (コマンド), ×:認識しない (変数))
F6 ターゲットが FX-860P の場合におけるコマンドの認識
(●:認識する (コマンド), ×:認識しない (変数))
F7 ターゲットが FX-870P の場合におけるコマンドの認識
(●:認識する (コマンド), ×:認識しない (変数))
F9 ターゲットが FX-890P の場合におけるコマンドの認識
(●:認識する (コマンド), ×:認識しない (変数))

実行可/不可について

種類 説明
PRO プログラム内でコマンドを実行する。
(●:実行可, ×:実行不可)
CAL CAL モードで直接コマンドを実行する。
(●:実行可, ×:実行不可)
BAS BASIC モードで直接コマンドを実行する。
(●:実行可, ×:実行不可)
TXT TEXT モードで直接コマンドを実行する。
(●:実行可, ×:実行不可)

書式について

[ ] ... かっこ内は,省略することができます。

A
  ... A または B を,選択します。
B

参照について

種類 説明
(C) コマンド
(N) 数値関数
(S) 文字関数
(O) 演算子
(E) その他



AESET,_AESET

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
AESET × × × × × × ×
_AESET

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・数式を数式記憶 (AER) に登録します。

書式

AESET "タイトル", "数式"

AESET CLEAR

説明

・指定したタイトルと数式を数式記憶 (AER (Algebraic Expression Reserve)) に登録します。登録番号は,1 から順番に割り振られます。
・"タイトル" は,20 文字まで指定可能です。
・"数式" は,78 文字まで指定可能です。
・"数式" は,以下のどちらかの形式で入力します。

形式 説明
変数+数式型 "F(変数 [, 変数]) = 数式"
数式型 "数式"

・AESET CLEAR により,登録した数式をすべて削除します。

参照

  AEGET$ (S), AER (N), LIST AER (C)



ANGLE

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
ANGLE × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・三角関数の角度単位を指定します。

書式

ANGLE 角度単位

説明

・角度単位を "度", "ラジアン", "グラード" に設定します。

角度単位 説明 互換性のあるコマンド
0 DEGREE
1 ラジアン RADIAN
2 グラード GRAD

・角度単位間の関係は,以下の通りです。

         π
90 = ── ラジアン = 100 グラード
        

・角度単位が影響する関数は,以下の通りです。

種類 関数名
三角関数 SIN, COS, TAN
逆三角関数 ASN, ACS, ATN
極座標/直交座標変換 POL, REC

参照

  DEGREE (C), GRAD (C), RADIAN (C)



ARUN

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
ARUN × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・自動的にプログラムを実行します。

書式

      行番号
ARUN [│        │]
      ラベル

説明

・TenBASIC を起動後,BASIC モードになっていた場合,自動的にプログラムを実行します。
・プログラムの最初の行にこのコマンドを書いておくと,TenBASIC を起動後,BASIC モードになっていた場合,自動的にプログラムを実行します。
・ARUN の前には何も書かないでください。
・以下の場合,実行しません。

1 CLS :ARUN

・以下の場合,実行します。

1 ARUN

・実行する際の条件等は,RUN コマンドと同じです。

参照

  AUTOGOTO (C), RUN (C)



AUTO,_AUTO

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
AUTO × × ×
_AUTO

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× ×

機能

・行番号の自動発生を行います。

書式

AUTO [ [開始行] [, 増分値] ]

説明

何もしません。(互換性維持のために存在します)



AUTOGOTO

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
AUTOGOTO × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・自動的にプログラムを実行します。

書式

         行番号
AUTOGOTO       
         ラベル

説明

・TenBASIC を起動後,BASIC モードになっていた場合,自動的にプログラムを実行します。
・プログラムの最初の行にこのコマンドを書いておくと,TenBASIC を起動後,BASIC モードになっていた場合,自動的にプログラムを実行します。
・AUTOGOTO の前には何も書かないでください。
・以下の場合,実行しません。

1 CLS :AUTOGOTO 10

・以下の場合,実行します。

1 AUTOGOTO 10

・実行する際の条件等は,GOTO コマンドと同じです。

参照

  ARUN (C), GOTO (C)



BASIC,_BASIC (SHARP)

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
BASIC × × × × ×
_BASIC

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
×

機能

・BASIC モードに変更します。

書式

BASIC

説明

・プロンプトが ">" となります。
・プログラムの内部形式が中間言語形式に変更されます。

参照

  CAL (C), TEXT (C)



BASIC,_BASIC (CASIO)

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
BASIC × × × × ×
_BASIC

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
×

機能

・プログラムエリア番号を変更します。

書式

BASIC [ [#] エリア]

説明

・エリア (プログラムエリア番号) には,0 〜 9 を指定します。
・エリア (プログラムエリア番号) を省略した場合,最後に使用したプログラムエリア番号を使用します。
・プロンプトが "P?>" (? は,プログラムエリア番号) となります。
・プログラムの内部形式は,中間言語形式です。

参照

  CAL (C), TEXT (C)



BDATA$ =,_BDATA$ =

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
BDATA$ × × × × ×
_BDATA$

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
×

機能

・データ領域を示すファイルを変更します。

書式

BDATA$ = "データ領域"

説明

・データ領域を示すファイルを変更します。
・データ領域は,以下の書式で指定してください。

"デバイス名:ファイル名"

項目 説明
デバイス名 "S1" 固定
ファイル名 ファイル名 1 〜 8 文字 + ピリオド(.) + 拡張子 3 文字

・初期値は,以下の通りです。

"S1:DATA.BAS"

参照

  BTEXT$ (S), MEM$ (S)



BEEP (SHARP)

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
BEEP

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・音を発生させます。

書式

BEEP 回数 [, [高低] [, 音長] ]

説明

・回数には,0 〜 65535 の整数を指定します。
・高低には,0 〜 255 の整数を指定します。0 に近いほど音が高くなります。省略時は,12 が指定されます。
・音長は,0 〜 65535 の整数を指定します。ただし,高低の指定値により音長が変わります。省略時は,583 が指定されます。
・回数のみ指定した場合,音の高さ (周波数) が 4 kHz に指定されます。
・音の周波数および長さは,以下の式から求めます。
  (n は,指定した高低です)

周波数 (Hz) = 256000 / (90 + 4 * n)

長さ (μs) = 指定した音長 / 周波数 * 10 ^ 6



BEEP (CASIO)

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
BEEP

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・音を発生させます。

書式

      0
BEEP [   ]
      1

説明

・BEEP または BEEP 0 の場合,低音を鳴らします。
・BEEP 1 の場合,高音を鳴らします。



BLOAD

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
BLOAD × × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・機械語ファイルを読み込みます。

書式

BLOAD "[デバイス名:]ファイル名" [, [格納開始アドレス] [, R] ]

説明

・BSAVE コマンドで書き込んだ機械語プログラムを読み込みます。
・指定したファイルを読み込み,格納開始アドレスに格納します。
「, R」の指定は,機械語プログラムを読み込み後,実行する機能ですが TenBASIC では無視します。(互換性維持のために存在します)

参照

  BSAVE (C), CALL (C)



BSAVE

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
BSAVE × × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・機械語ファイルを保存します。

書式

BSAVE "[デバイス名:]ファイル名", 開始アドレス, 長さ [, 実行開始アドレス]

説明

・内部メモリの内容を指定したファイルに保存します。
・「, 実行開始アドレス」を省略した場合,機械語を実行できません。

参照

  BLOAD (C), CALL (C)



BTEXT$ =,_BTEXT$ =

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
BTEXT$ × × × × ×
_BTEXT$

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
×

機能

・テキスト領域を示すファイルを変更します。

書式

BTEXT$ = "テキスト領域"

説明

・使用できません。(CASIO)
・テキスト領域を示すファイルを変更します。(SHARP)
・テキスト領域は,以下の書式で指定してください。

"デバイス名:ファイル名"

項目 説明
デバイス名 "S1" 固定
ファイル名 ファイル名 1 〜 8 文字 + ピリオド(.) + 拡張子 3 文字

・初期値は,以下の通りです。

"S1:TEXT.BAS"

参照

  BDATA$ (S), MEM$ (S)



CAL,_CAL

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CAL × × × × × × ×
_CAL

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
×

機能

・CAL モードに変更します。

書式

CAL

説明

・プロンプトが "]" となります。

参照

  BASIC (C), TEXT (C)



CALC$ =

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CALC$ × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・数式を数式記憶 (CALC$) に登録します。

書式

CALC$ = "数式"

説明

・指定した数式を数式記憶 (CALC$) に登録します。
・代入式ならびにマルチステートメントも使用可能です。
・"数式" は,255 文字まで指定可能です。
・以下に例を示します。

>CALC$ ="A=B*2"
>

>CALC$ ="B+2:A-3"
>

参照

  CALC$ (S), CALCJMP (C)



CALCJMP

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CALCJMP × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・数式記憶 (CALC$) で登録した数式を実行します。

書式

CALCJMP

説明

・数式記憶 (CALC$) で登録した数式を実行し,結果を画面に表示します。
・数式に変数が使用されている場合,変数 (配列変数を除く) に対して値を入力するようマニュアル操作を要求します。

参照

  CALC$ (S), CALC$ = (C)



CALL

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CALL × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・機械語プログラムを実行します。

書式

CALL 実行開始アドレス

説明

何もしません。(互換性維持のために存在します)
・指定可能なアドレスの範囲は,以下の通りです。

(SHARP)
アドレスの範囲
10 進数 16 進数
0 〜 1048575 &H0 〜 &HFFFFF

(CASIO)
アドレスの範囲
10 進数 16 進数
-32768 〜 -1 &H8000 〜&HFFFF
0 〜 65535 &H0 〜 &HFFFF

参照

  PEEK (N), POKE (C)



CASE

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CASE × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・SWITCH コマンドの後に使用します。

書式

      数式 
CASE       
     文字式

説明

・行頭に記入します。CASE に同じ値を指定した場合,SWITCH に近いほうの CASE を実行します。
・マルチステートメントとして使用しないでください。
・詳しくは,SWITCH コマンドを参照してください。

参照

  DEFAULT (C), ENDSWITCH (C), SWITCH (C)



CHAIN

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CHAIN

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・ファイルを読み込み,実行します。

書式

      "[デバイス名:]ファイル名"              A
CHAIN                           [, [行番号] [,   │] ]
                OPEN                         S

説明

・「OPEN」を指定した場合,ファイルを読み込むためのダイアログボックスを表示します。
・「, A」を指定した場合,ASCII ファイルとして読み込みます。
・「, S」を指定した場合,Shift JIS ファイルとして読み込みます。
・現在のプログラムは,クリアされます。
・行番号を省略した場合,プログラムの先頭行から実行します。
・指定した行番号が存在しない場合,エラーとなります。
・デバイス名を省略した場合,直前のファイル関係で指定したデバイス名になります。
・ファイル名の拡張子を省略した場合,拡張子 "BAS" を追加します。拡張子を追加したくない場合,ファイル名の最後にピリオドを指定してください。

<例>

CHAIN "A"  → "A.BAS" として呼び出し,実行します。

CHAIN "A." → "A" として呼び出し,実行します。

参照

  LOAD (C), MERGE (C)



CIRCLE

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CIRCLE × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・円を印字します。

書式

CIRCLE (式1, 式2), 式3 [, 式4] [, 式5] [, 式6] [, 式7] [, 式8] [, 式9]

説明

何もしません。(互換性維持のために存在します)



CLEAR (SHARP)

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CLEAR

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・変数を消去します。

書式

CLEAR [変数 [, 変数]
           └───┘
            繰返し可

説明

・変数 (配列変数を含む) を消去します。
・変数の指定を省略した場合,すべての変数 (配列変数を含む) を消去します。
・変数を指定した場合,指定した変数を消去します。
・配列変数は,指定できません。ERASE コマンドを使用してください。

参照

  DIM (C), ERASE (C)



CLEAR (CASIO)

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CLEAR

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・変数を消去します。

書式

CLEAR [パラメータ1] [, パラメータ2] [, パラメータ3]

説明

パラメータは,無視します。(互換性維持のために存在します)
・実際のパラメータの意味は,以下の通りです。

ターゲット CLEAR コマンドの引数
FX-860P CLEAR [変数領域サイズ]
FX-870P CLEAR [変数領域サイズ] [, ワーク領域サイズ]
FX-890P CLEAR [変数領域サイズ] [, 機械語領域]
      [, ワーク領域サイズ]

・すべての変数 (配列変数を含む) を消去します。
・開いているファイルをすべて閉じます。

参照

  DIM (C), ERASE (C)



CLOAD

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CLOAD × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× ×

機能

・テープからプログラムを読み込みます。

書式

CLOAD ["[デバイス名:]ファイル名"]

説明

・LOAD コマンドと同じ動作をします。
・ファイル名が指定されていない場合,以下のファイル名となります。

"FILE??.CAS" ... ?? は,01 〜 99 の連番です。

参照

  LOAD (C)



CLOAD ?

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CLOAD × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× ×

機能

・プログラムとテープに記録されている内容を照合します。

書式

CLOAD ? ["[デバイス名:]ファイル名"]

説明

・LOAD ? コマンドと同じ動作をします。
・ファイル名が指定されていない場合,以下のファイル名となります。

"FILE??.CAS" ... ?? は,01 〜 99 の連番です。

参照

  LOAD ? (C)



CLOAD M

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CLOAD × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× ×

機能

・テープから機械語プログラムを読み込みます。

書式

CLOAD M "[デバイス名:]ファイル名" [,格納開始アドレス]

CLOAD M [格納開始アドレス]

説明

・LOAD M コマンドと同じ動作をします。
・ファイル名が指定されていない場合,以下のファイル名となります。

"FILE??.CAS" ... ?? は,01 〜 99 の連番です。

参照

  LOAD M (C)



CLOSE

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CLOSE

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・ファイルを閉じます。

書式

CLOSE [ [#] ファイル番号 [, [#] ファイル番号] ]
                        └─────────┘
                               繰返し可

説明

・ファイル番号に対するファイルを閉じます。
・ファイル番号を省略した場合,開いているファイルをすべて閉じます。

参照

  OPEN (C)



CLS

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CLS

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・画面を消去します。

書式

CLS

説明

・表示されている文字ならびにグラフィックを消去します。
・カーソルをホーム位置に戻します。(GCURSOR (0,0):LOCATE 0,0 と同じです)

参照

  GCURSOR (C), LOCATE (C)



COLOR,_COLOR

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
COLOR × × × × ×
_COLOR

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・印字する文字や線の色を指定します。

書式

COLOR

説明

何もしません。(互換性維持のために存在します)



CONSOLE

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CONSOLE × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・プリンタにデータを送出する場合の1行の桁数を設定します。

書式

CONSOLE []

説明

何もしません。(互換性維持のために存在します)



CONT

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CONT

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・一時停止しているプログラムの実行を再開します。

書式

CONT

説明

・STOP コマンドやメニュー [中止(BREAK)] によりプログラムが一時停止している場合に実行を再開させます。

参照

  STOP (C)



COPY,_COPY

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
COPY × ×
_COPY

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・ファイルをコピーします。

書式

COPY "[デバイス名:]ファイル名1" TO "[デバイス名:]ファイル名2" [, A]

説明

・ファイル名1をファイル名2として,コピーします。
・ファイル名1とファイル名2が同じ場合,エラーとなります。
・ファイル名1が存在しない場合,エラーとなります。
・ファイル名2が存在する場合,上書きします。
・「, A」を指定した場合,テキスト形式 (ASCII) で保存します。
・デバイス名が "S1" から "S1" 以外のファイル (または,その逆) にコピーする場合,ファイルの各行の先頭に行番号が必要です。
・以下の場合,ファイルの先頭に行番号が必要です。

COPY "S1:A.BAS" TO "S2:B.BAS"

COPY "S2:A.BAS" TO "S1:B.BAS"

・以下の場合,ファイルの先頭に行番号は不要です。

COPY "S1:A.TXT" TO "S2:B.TXT"

COPY "S2:A.TXT" TO "S1:B.TXT"



COPY #,_COPY #

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
COPY × ×
_COPY

実行可/不可

ターゲット モード
PRO CAL BAS TXT
SHARP × × × ×
CASIO

機能

・プログラムエリアまたはファイルエリアをコピーします。

書式

       "プログラムエリア1"    "プログラムエリア2"
COPY #                      TO                     
        "ファイルエリア1"  ┘     "ファイルエリア2"  ┘

説明

・プログラムエリア1 (ファイルエリア1) からプログラムエリア2 (ファイルエリア2) へ,コピーします。
・プログラムエリア1 (ファイルエリア1) とプログラムエリア2 (ファイルエリア2) が同じ場合,エラーとなります。
・プログラムエリア2 (ファイルエリア2) が存在する場合,上書きします。



CSAVE

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CSAVE × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
×

機能

・プログラムをテープに保存します。

書式

CSAVE ["[デバイス名:]ファイル名"] [, "パスワード"]

説明

・SAVE コマンドと同じ動作をします。
・ファイル名が指定されていない場合,以下のファイル名となります。

"FILE??.CAS" ... ?? は,01 〜 99 の連番です。

パスワードは,無視します。(互換性維持のために存在します)

参照

  SAVE (C)



CSAVE M

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CSAVE × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
×

機能

・機械語プログラムをテープに保存します。

書式

CSAVE M ["[デバイス名:]ファイル名",] 開始アドレス, 終了アドレス

        [, 実行開始アドレス]

説明

・SAVE M コマンドと同じ動作をします。
・ファイル名が指定されていない場合,以下のファイル名となります。

"FILE??.CAS" ... ?? は,01 〜 99 の連番です。

参照

  SAVE M (C)



CROTATE

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CROTATE × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・印字する文字の向きを指定します。

書式

CROTATE

説明

何もしません。(互換性維持のために存在します)



CSIZE

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CSIZE × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・印字する文字の大きさを指定します。

書式

CSIZE , [, A]

CSIZE , [, K]

説明

何もしません。(互換性維持のために存在します)



DATA

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
DATA

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・READ コマンドで指定されている変数に与えるデータを指定します。

書式

     文字列  ┌ 文字列
DATA        │[,        │]
     データ  └ データ
                └───────┘
                     繰返し可

説明

・READ コマンドで読み取る文字列またはデータを指定します。
・データとは,"" で「くくられていない」文字列です。

<文字列>

10 DATA "abc"

<データ>

10 DATA abc

・DATA コマンドの後の文字列またはデータを省略した場合,長さ0の文字列を示します。以下の二つは同じ意味です。

10 DATA ""

10 DATA

・DATA コマンドを実行しても,何もしません。
・データは,既存のプログラムの互換性のために確保されています。できるかぎり文字列を使用してください。

参照

  READ (C), RESTORE (C)



DEFAULT

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
DEFAULT × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・SWITCH コマンドの後に使用します。

書式

DEFAULT

説明

・行頭に記入します。CASE の処理をすべて指定した後に,指定します。(DEFAULT 処理の後に,CASE を記入することはできません)
・マルチステートメントとして使用しないでください。
・詳しくは,SWITCH コマンドを参照してください。

参照

  CASE (C), ENDSWITCH (C), SWITCH (C)



DEFBYTE

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
DEFBYTE × × × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・変数の型をバイト型に宣言します。

書式

DEFBYTE 変数の範囲 [, 変数の範囲]
                  └──────┘
                      繰返し可

説明

・指定した文字で始まる変数をバイト型にします。
・変数の範囲は,1字の英字,または1字の英字-1字の英字で指定します。
・変数の型を指定している変数は,DEFBYTE の指定よりも優先します。

参照

  DEFCPX (C), DEFDBL (C), DEFLNG (C), DEFSHT (C), DEFSNG (C)



DEF CHR$,_DEF CHR$

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
DEF × × × ×
_DEF

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・字形を定義します。

書式

DEF CHR$ (コード) = "字形"

DEF CHR$ (コード), INIT

DEF CHR$ INIT

説明

・コードには,32 〜 255 が指定可能です。
・字形には,0 〜 9, A 〜 F (16進数) を最大 12 文字指定します。
・DEF CHR$ (コード),INIT を指定した場合,指定したコードの字形を初期化します。
・DEF CHR$ INIT を指定した場合,すべての字形を初期化します。
・"字形" の構造は,以下の通りです。

 

・ドットパターンの指定は,以下の通りです。

 

参照

  LIST DEF CHR$



DEFCPX,_DEFCPX

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
DEFCPX × × × × × × ×
_DEFCPX

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・変数の型を複素数型に宣言します。または,複素数計算モードを指定します。

書式

DEFCPX 変数の範囲 [, 変数の範囲]
                 └──────┘
                     繰返し可

DEFCPX

説明

<変数の範囲が指定されている場合>
・指定した文字で始まる変数を倍精度実数型にします。
・変数の範囲は,1字の英字,または1字の英字-1字の英字で指定します。
・変数の型を指定している変数は,DEFCPX の指定よりも優先します。

<変数の範囲が指定されていない場合>
・その後の計算は,複素数型で計算します。

参照

  DEFBYTE (C), DEFDBL (C), DEFLNG (C), DEFSHT (C), DEFSNG (C)



DEFDBL,_DEFDBL

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
DEFDBL × × × × ×
_DEFDBL

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・変数の型を倍精度実数型に宣言します。または,倍精度計算モードを指定します。

書式

DEFDBL 変数の範囲 [, 変数の範囲]
                 └──────┘
                     繰返し可

DEFDBL

説明

<変数名の範囲が指定されている場合>
・指定した文字で始まる変数を倍精度実数型にします。
・変数名の範囲は,1字の英字,または1字の英字-1字の英字で指定します。
・変数の型を指定している変数は,DEFDBL の指定よりも優先します。

<変数名の範囲が指定されていない場合>
・その後の計算は,倍精度実数型で計算します。

参照

  DEFBYTE (C), DEFCPX (C), DEFDBL (C), DEFLNG (C), DEFSNG (C)



DEFDRV,_DEFDRV

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
DEFDRV × × × × × × ×
_DEFDRV

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・デバイス名の別名を定義します。

書式

                     "パス名"
DEFDRV "デバイス名:",          [, P]
                       OPEN  

DEFDRV "デバイス名:", CLEAR

DEFDRV CLEAR

説明

・デバイス名として,"A" 〜 "Z" または "0" 〜 "9" を指定します。
・デバイス名の別名として,パス名を指定します。(パス名の例:"C:\TENBASIC")
・「OPEN」を指定した場合,パス名を指定するためのダイアログボックスを表示します。
・「, P」を指定した場合,読み取り専用デバイスとなります。
・デバイス名を指定して CLEAR を指定した場合,指定したデバイス名の別名を解除します。
・デバイス名を指定せずに CLEAR を指定した場合,すべてのデバイス名の別名を解除します。

参照

  INIT (C), LIST DEFDRV (C)



DEFLNG

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
DEFLNG × × × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・変数の型を長整数型に宣言します。

書式

DEFLNG 変数の範囲 [, 変数の範囲]
                 └──────┘
                     繰返し可

説明

・指定した文字で始まる変数を長整数型にします。
・変数名の範囲は,1字の英字,または1字の英字-1字の英字で指定します。
・変数の型を指定している変数は,DEFLNG の指定よりも優先します。

参照

  DEFBYTE (C), DEFCPX (C), DEFDBL (C), DEFSHT (C), DEFSNG (C)



DEFSEG =

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
DEFSNG × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・セグメントベースアドレスを設定します。

書式

DEFSEG = セグメントベースアドレス

説明

・CALL, PEEK, POKE などを行う際の,セグメントベースアドレスを設定します。

<セグメントベースアドレスが与える影響について>

ターゲット セグメントベースアドレス
&H1000 未満 &H1000 以上
DEFAULT 影響しません。
PC-E500
PC-E650
PC-E200
PC-G850
FX-860P DEFSEG * 16 を指定したアドレスに加算します。

加算の結果,&HFFFF を超えた場合,下位 16 ビットをアドレスとします。
PEEK は,常に 0 を返します。

POKE は,何もしません。
上記以外は,エラーとなります。
FX-870P
FX-890P 加算の結果,& HFFFFF を超えた場合,下位 20 ビットをアドレスとします。

参照

  CALL (C), DEFSEG (N), PEEK (N), POKE (C)



DEFSHT

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
DEFSHT × × × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・変数の型を短整数型に宣言します。

書式

DEFSHT 変数の範囲 [, 変数の範囲]
                 └──────┘
                     繰返し可

説明

・指定した文字で始まる変数を短整数型にします。
・変数名の範囲は,1字の英字,または1字の英字-1字の英字で指定します。
・変数の型を指定している変数は,DEFSHT の指定よりも優先します。

参照

  DEFBYTE (C), DEFCPX (C), DEFDBL (C), DEFLNG (C), DEFSNG (C)



DEFSNG,_DEFSNG

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
DEFSNG × × × × ×
_DEFSNG

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・変数の型を単精度実数型に宣言します。または,単精度計算モードを指定します。

書式

DEFSNG 変数の範囲 [, 変数の範囲]
                 └──────┘
                     繰返し可

DEFSNG

説明

<変数名の範囲が指定されている場合>
・指定した文字で始まる変数を単精度実数型にします。
・変数名の範囲は,1字の英字,または1字の英字-1字の英字で指定します。
・変数の型を指定している変数は,DEFSNG の指定よりも優先します。

<変数名の範囲が指定されていない場合>
・その後の計算は,単精度実数型で計算します。

参照

  DEFBYTE (C), DEFCPX (C), DEFDBL (C), DEFLNG (C), DEFSHT (C)



DEFUSR,_DEFUSR

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
DEFUSR × × × × × × ×
_DEFUSR

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・機械語領域を確保します。

書式

DEFUSR 開始アドレス, 長さ

DEFUSR CLEAR

説明

・機械語領域を確保 (追加) します。
・指定可能なアドレスの範囲は,以下の通りです。

(SHARP)
アドレスの範囲
10 進数 16 進数
0 〜 1048575 &H0 〜 &HFFFFF

(CASIO)
アドレスの範囲
10 進数 16 進数
-32768 〜 -1 &H8000 〜&HFFFF
0 〜 65535 &H0 〜 &HFFFF

・長さは,1 〜 32768 (バイト) まで指定可能です。
・既に存在する機械語領域と重なる場合,エラーとなります。
・DEFUSR CLEAR により,登録した機械語領域をすべて削除します。

参照

  LIST DEFUSR (C), PEEK (N), POKE (C)



DEGREE

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
DEGREE × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・角度単位を "度" に設定します。

書式

DEGREE

説明

・三角関数の角度単位を "度" に設定します。
・角度単位が影響する関数は,以下の通りです。

種類 関数名
三角関数 SIN, COS, TAN
逆三角関数 ASN, ACS, ATN
極座標・直交座標変換 POL, REC

参照

  ANGLE (C), GRAD (C), RADIAN (C)



DELETE

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
DELETE

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× ×

機能

・プログラムの行を削除します。

書式

                   -
DELETE 開始行番号 [│   │[終了行番号] ]
                   ,

       -
DELETE   終了行番号
       ,

説明

・開始行番号と終了行番号を指定した場合,その間に含まれる行をすべて削除します。
・開始行番号のみ指定した場合,その行のみ削除します。
・開始行番号と "-" または "," を指定した場合,開始行番号以上の行をすべて削除します。
・指定した行番号が存在しない場合,エラーとなります。

参照

  NEW (C), PASS (C), RENUM (C)



DIM

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
DIM

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・配列変数を宣言します。

書式

DIM

DIM 配列変数名 (式1 [, 式2]) [, 配列変数名 (式1 [, 式2])]
                   └───┘                  └───┘
                    繰返し可                    繰返し可
                            └─────────────┘
                                       繰返し可

DIM 配列文字変数名 (式1 [, 式2]) * 式3
                       └───┘
                        繰返し可

    [, 配列文字変数名 (式1 [, 式2]) * 式3]
                          └───┘
                           繰返し可
   └───────────────┘
                繰返し可

説明

・配列変数を省略した場合,DEFM モードを解除します。(FX-860P)
・指定した配列を宣言します。
・式1 または 式2 (添字) には,配列の最大値 (0 〜 32767) を指定します。
・式3 には,代入可能な文字数 (1 〜 30720) を指定します。省略した場合,以下の通りです。

ターゲット メーカ 文字配列変数
DEFAULT SHARP 30720
PC-E500 254
PC-E650
PC-E200 16
PC-G850
FX-860P CASIO 255
FX-870P
FX-890P

・配列の次元は,4 次元までです。
・配列の添字の最小値は,0 となります。
・新たに宣言された配列には,初期値が代入されます。
  (配列数値変数の場合,0 となります)
  (配列文字変数の場合,空文字 ("") となります)
・既に同じ配列名が宣言されている場合,DIM コマンドで宣言することは,できません。
・配列名と添字の最大値が同じ配列を2回定義すると,前のデータはそのままで次の文を実行します。(CASIO)

・数値配列変数の例を以下に示します。

  (例) DIM X(5)

 

・文字配列変数の例を以下に示します。

  (例) DIM Y$(2,3)

 

参照

  CLEAR (C), ERASE (C), REDIM (C)



DRAW

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
DRAW × × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・画面に線や点を描きます。

書式

DRAW [-] (式1, 式2) [- (式3, 式4)]

説明

・(式, 式) の前に "-" が存在する場合,最後のグラフィック・ポインタの座標から (式, 式) で指定した点まで線を描きます。(式, 式) の前に "-" が存在しない場合,(式, 式) の点を描きます。
・グラフィック・ポインタは,最後の終点に移動します。

参照

  DRAWC (C), LINE (C)



DRAWC

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
DRAWC × × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・画面の線や点を消します。

書式

DRAWC [-] (式1, 式2) [- (式3, 式4)]

説明

・(式, 式) の前に "-" が存在する場合,最後のグラフィック・ポインタの座標から (式, 式) で指定した点まで線を消します。(式, 式) の前に "-" が存在しない場合,(式, 式) の点を消します。
・グラフィック・ポインタは,最後の終点に移動します。

参照

  DRAW (C), LINE (C)



EDIT,_EDIT

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
EDIT × × × ×
_EDIT

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× ×

機能

・プログラムを編集します。

書式

      GOTO
EDIT [      ]
      AUTO

説明

・実行した場合,エディタ (※) を起動します。

  (※) Windows の場合,メモ帳 (notepad.exe) を起動します。
       Pocket PC/Windows Mobile の場合,TenEDIT (TenEDIT.exe) を起動します。

・「GOTO」を指定した場合,エディタを起動する際,行番号を表示します。エディタで変更した内容にエラーが存在する (例:行番号が無い) 場合,エディタで変更した内容は破棄します。この場合,プログラムは変更されません。
・「AUTO」を指定した場合,エディタを起動する際,行番号を省略します。エディタを終了後,自動的に行番号を付加します。
・「GOTO」または「AUTO」を省略した場合,「GOTO」を指定したものとみなします。

参照

  LIST (C)



EDIT "FILE",_EDIT "FILE"

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
EDIT × × × ×
_EDIT

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
×

機能

・ファイルを編集します。

書式

     "[デバイス名:]ファイル名"
EDIT                          
               OPEN           

説明

・実行した場合,エディタ (※) を起動します。

  (※) Windows の場合,メモ帳 (notepad.exe) を起動します。
       Pocket PC/Windows Mobile の場合,TenEDIT (TenEDIT.exe) を起動します。

・ファイル名または「OPEN」を省略した場合,エディタを終了後,変更した内容がプログラムとなります。
・ファイル名を指定した場合,以下のデバイス名のみ使用可能です。

デバイス名
"S2"
"A" 〜 "Z"
"0" 〜 "9"

・ファイル名の拡張子を省略した場合,拡張子 "BAS" を追加します。拡張子を追加したくない場合,ファイル名の最後にピリオドを指定してください。

<例>

EDIT "A" → "A.BAS" として編集します。

EDIT "A." → "A" として 編集 します。



ELSE

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
ELSE ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・IF コマンドの後に使用します。

書式

ELSE

説明

・行頭に記入します。
・IF と ENDIF の間に使用します。
・マルチステートメントとして使用しないでください。
・詳しくは,IF コマンドを参照してください。

参照

  ENDIF (C), IF (C)



END

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
END

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・プログラムを終了します。

書式

END

説明

・プログラムを終了します。
・開いているファイルをすべて閉じます。



ENDIF

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
ENDIF × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・IF コマンドの後に使用します。

書式

ENDIF

説明

・行頭に記入します。
・IF と ENDIF は対で使用します。
・マルチステートメントとして使用しないでください。
・詳しくは,IF コマンドを参照してください。

参照

  ENDIF (C), IF (C)



ENDSWITCH

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
ENDSWITCH × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・SWITCH コマンドの後に使用します。

書式

ENDSWITCH

説明

・行頭に記入します。CASE または DEFAULT の後に記入します。
・SWITCH と ENDSWITCH は対で使用します。
・マルチステートメントとして使用しないでください。
・詳しくは,SWITCH コマンドを参照してください。

参照

  CASE (C), DEFAULT (C), SWITCH (C)



ERASE

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
ERASE ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・配列変数を消去します。

書式

ERASE 配列変数 [, 配列変数]
              └─────┘
                 繰返し可

説明

・指定した配列変数を消去します。
・指定した配列変数が存在しない場合,何もしません。

参照

  CLEAR (C), DIM (C), REDIM (C)



EXIT,_EXIT

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
EXIT × × × × × × ×
_EXIT

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
×

機能

・TenBASIC を終了します。

書式

EXIT

説明

・終了時,開いているファイルをすべて閉じます。



FILES

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
FILES

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
×

機能

・ファイルの一覧を表示します。

書式

FILES ["[デバイス名:][ファイル名]"] [, W]

説明

・デバイス名を省略した場合,現時点で使用しているデバイス名を使用します。
ファイル名には,ワイルドカード (検索する際にどんなパターンにもマッチする特殊文字) を使用できます。
・ワイルドカード「*」は,任意の長さの任意の文字を示します。
・ワイルドカード「?」は,任意の1文字を示します。
・「, W」を指定した場合,ファイル名のみ表示します。
ファイルの一覧は,以下の通りです。

<デバイス名が "S1:" の場合>

 

種類 文字数 位置
ファイルサイズ 10 右詰め
-- 空白固定 1 固定
-- '(' 1 固定
レコード数 5 右詰め
-- ')' 1 固定
-- 空白 1 固定
読み取り専用 (P) 1 固定
ファイルの種類
(B) BASIC
(T) テキスト
(M) バイナリ
(?) 不明
1 固定
-- 空白 1 固定
ファイル名 12 左詰め

<デバイス名が "S1:" 以外の場合>

 

種類 文字数 位置
ファイルサイズ 10 右詰め
-- 空白 1 固定
読み取り専用    (P) 1 固定
隠しファイル    (H) 1 固定
アーカイブ     (A) 1 固定
システム・ファイル (P) 1 固定
-- 空白 1 固定
ファイル名 任意 左詰め

参照

  LFILES (C)



FORMAT

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
FORMAT × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・ディスクを使用できるように初期化します。

書式

        /6
          
FORMAT [ /9 ]
          
        /M

説明

何もしません。(互換性維持のために存在します)
・引数の説明は,以下の通りです。

引数 説明 引数
/6 640 K バイトのフォーマット デフォルト
/9 720 K バイトのフォーマット --------
/M 1 M バイトのフォーマット --------



FOR 〜 TO 〜 STEP

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
FOR

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・FOR と NEXT の間を (指定した条件を満たしている間) 繰り返します。

書式

FOR 数値変数 = 初期値 TO 最終値 [STEP きざみ値]

説明

・数値変数を初期値から最終値まで,変化させながら繰り返します。数値変数が最終値を超えた場合,繰り返しを終了します。
・初期値が最終値を超えている場合,FOR 〜 NEXT の間は最低一回は,実行します。(SHARP)
・初期値が最終値を超えている場合,FOR 〜 NEXT の間は実行しません。(CASIO)
・FOR と NEXT は対で使用します。
・数値変数に複素数型は,使用できません。

参照

  NEXT (C)



GCURSOR

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
GCURSOR × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・ドットパターンの開始位置をドット単位で指定します。

書式

GCURSOR (式1, 式2)

説明

・GPRINT コマンドによる表示の開始位置を指定します。
・式1 は,X座標を示します。
・式2 は,Y座標を示します。
・表示開始位置の初期値は,(0,7) です。

参照

  LOCATE (C), GPRINT (C)



GLCURSOR

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
GLCURSOR × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・プリンタのペンの移動を行います。

書式

GLCURSOR (式1, 式2)

説明

何もしません。(互換性維持のために存在します)



GOSUB

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
GOSUB

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・指定した行から始まるサブルーチンへ移動します。

書式

(SHARP)
      行番号
GOSUB       
      ラベル

(CASIO)
       行番号 
              
GOSUB  ラベル 
              
      # エリア

説明

・エリアとは,プログラムエリア番号のことです。0 〜 9 を指定します。(CASIO)
・指定した行から始まるサブルーチンへ移動します。サブルーチンからの戻りは,RETURN コマンドによって行われます。

参照

  RETURN (C)



GOSUB "LIB"

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
GOSUB

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・指定したファイルを読み込み,先頭行から始まるサブルーチンへ移動します。

書式

GOSUB "[デバイス名:]ファイル名"

説明

・デバイス名ならびにファイル名は,文字列でなければなりません。(文字式は使用できません)

<使用可の例>

100 GOSUB "LIB0:S9999"

<使用不可の例>

100 A$="LIB0:"
110 GOSUB A$+"S9999"

・拡張子を省略した場合,拡張子 ".BAS" を追加します。拡張子を追加したくない場合,ファイル名の最後にピリオドを指定してください。

<例>

GOSUB "A"  → "A.BAS" として移動します。

GOSUB "A." → "A" として移動します。

・サブルーチンからの戻りは,RETURN コマンドによって行われます。
・このコマンドは,FX-860P の組み込みライブラリ (SCIENTIFIC LIBRRARY) を動作させることを目的としています。通常は,使用しないでください。
・このコマンドの代わりに CHAIN コマンドを使用することを推奨します。

参照

  CHAIN (C), GOSUB "LIB" (C), RETURN (C)



GOTO

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
GOTO

実行可/不可

ターゲット モード
PRO CAL BAS TXT
SHARP × ×
CASIO × × ×

機能

・指定した行に移動します。

書式

(SHARP)
     行番号
GOTO       
     ラベル

(CASIO)
      行番号 
             
GOTO  ラベル 
             
     # エリア

説明

・エリアとは,プログラムエリア番号のことです。0 〜 9 を指定します。(CASIO)
・指定した行番号またはラベルがプログラム中に存在しない場合,エラーとなります。

参照

  RUN (C)



GOTO "LIB"

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
GOTO

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・指定したファイルを読み込み,先頭行に移動します。

書式

GOTO "[デバイス名:]ファイル名"

説明

・デバイス名ならびにファイル名は,文字列でなければなりません。(文字式は使用できません)

<使用可の例>

100 GOTO "LIB0:S9999"

<使用不可の例>

100 A$="LIB0:"
110 GOTO A$+"S9999"

・拡張子を省略した場合,拡張子 ".BAS" を追加します。拡張子を追加したくない場合,ファイル名の最後にピリオドを指定してください。

<例>

GOTO "A"  → "A.BAS" として移動します。

GOTO "A." → "A" として移動します。

・このコマンドは,FX-860P の組み込みライブラリ (SCIENTIFIC LIBRRARY) を動作させることを目的としています。通常は,使用しないでください。
・このコマンドの代わりに CHAIN コマンドを使用することを推奨します。

参照

  CHAIN (C), GOSUB "LIB" (C)



GPRINT

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
GPRINT × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・指定したドットパターンを表示します。

書式

GPRINT 文字式 [; 文字式] [;]
             └────┘
               繰返し可

GPRINT 数式 [; 数式] [;]
           └───┘
            繰返し可

GPRINT

説明

・ドットパターンを指定することにより,そのパターンを表示します。
・ドットパターンは,縦8ドット,横1ドット単位で指定します。
・文字列には,0 〜 9, A 〜 F (16進数) を指定します。
・数式には,0 〜 255 の整数を指定します。
・"GPRINT" の構造は,以下の通りです。

 

・ドットパターンの指定は,以下の通りです。

 

参照

  LOCATE (C), GCURSOR (C)



GRAD

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
GRAD × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・角度単位を "グラード" に設定します。

書式

GRAD

説明

・三角関数の角度単位を "グラード" に設定します。
・角度単位が影響する関数は,以下の通りです。

種類 関数名
三角関数 SIN, COS, TAN
逆三角関数 ASN, ACS, ATN
極座標・直交座標変換 POL, REC

参照

  ANGLE (C), DEGREE (C), RADIAN (C)



GRAPH

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
GRAPH × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・プリンタをグラフィックモードに設定します。

書式

GRAPH

説明

何もしません。(互換性維持のために存在します)



IF 〜 THEN 〜 ELSE

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
IF

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・条件を判断し,プログラムの流れを変えます。

書式

(SHARP)
                行番号        行番号
                                    
IF 条件式 THEN [│ ラベル │] [ELSE ラベル │]
                                    
                実行文        実行文

                                 行番号
               行番号            
IF 条件式 GOTO        │[ELSE ラベル │]
               ラベル            
                                 実行文

                       行番号
                             
IF 条件式 実行文 [ELSE ラベル │]
                             
                       実行文

(CASIO)
                 行番号          行番号 
                                        
                 ラベル          ラベル 
IF 条件式 THEN [│          │] [ELSE          │]
                # エリア        # エリア
                                        
                 実行文          実行文 

                                    行番号 
                行番号               
                              ラベル 
IF 条件式 GOTO  ラベル  │[ELSE          │]
                             # エリア
               # エリア              
                                    実行文 

                        行番号 
                               
                        ラベル 
IF 条件式 実行文 [ELSE          │]
                       # エリア
                               
                        実行文 

説明

・条件を判断し,プログラムの流れ (実行の順番) を変えます。
・THEN の後になにか有る場合,1行形式の IF 文と判断します。
・THEN の後になにも無い (コメントを除く) 場合,複数行にまたがる IF 文と判断します。

<1行形式の IF 文の場合>

・条件式が成立 (0 以外) の場合,THEN 以下の文を実行します。または,指定した行番号へ移動します。
・条件式が不成立 (0) の場合,ELSE 以下の文を実行します。または,指定した行番号へ移動します。
・IF 文の中に IF 文を記入することができます。THEN と ELSE は,最も近い IF 文に対応します。GOTO と ELSE の場合も同様です。

<複数行形式の IF 文の場合>

・条件式が成立 (0 以外) の場合,IF と ELSE の間の文を実行します。その後,ENDIF まで移動します。ELSE が存在しない場合,IF と ENDIF の間の文を実行します。
・条件式が不成立 (0) の場合,ELSE と ENDIF の間の文を実行します。ELSE が存在しない場合,ENDIF まで移動します。
・IF と ENDIF は対で使用します。

参照

  ELSE (C), ENDIF (C)



INIT,_INIT

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
INIT × × × × ×
_INIT

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
×

機能

・ディスク,RAM ファイルを使用できるように初期化します。

書式

INIT "デバイス名:"

説明

・"デバイス名:" には "SCRN:" のみ使用可能です。
・INIT "SCRN:" とすることにより,DEF CHR$ コマンドにより変更されたフォントを元に戻すことができます。
・"E:" や "F:" のデバイス名を割り当てる場合,INIT コマンドではなく DEFDRV コマンドを使用してください。

参照

  DEFDRV (C)



INPUT

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
INPUT

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・数値や文字の入力を行います。

書式

INPUT [@入力文字数 ;] 変数 [, 変数]
                          └───┘
                           繰返し可

INPUT 変数 [, 変数]
          └───┘
           繰返し可

INPUT "文字", 変数 [ [, "文字"], 変数]
                    └───────┘
                         繰返し可

INPUT "文字"; 変数 [ [, "文字"]; 変数]
                    └───────┘
                         繰返し可

説明

@入力文字数の指定は,何もしません。(互換性維持のために存在します) (FX-860P)
・INPUT コマンドを実行するとプログラムの実行を一時停止し,以下のウィンドウを表示します。

  入力エリア

・画面下部の入力エリアから数値や文字を入力後,[Enter] キーを押す (または, ENTERボタン ボタンを押す) ことにより変数に代入します。
・変数が複数指定されている場合,その数だけデータ入力待ちが繰り返されます。

参照

  INKEY$ (S), INPUT $ (S)



INPUT #

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
INPUT

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・ファイルのデータを指定した変数に読み込みます。

書式

INPUT #ファイル番号, 変数 [, 変数]
                         └───┘
                          繰返し可

説明

・OPEN コマンドで,INPUT を指定したファイルに対して有効です。
・ファイルのデータと変数の型は,一致させてください。
・データの前の空白は,無視します。
・データを読み込む際の区切り文字は,以下の通りです。

区切り文字 数値変数 文字変数
カンマ   (,) ● (※)
空白  (&H20) ×
CR    (&H0D)
LF    (&H0A)
CR + LF
(●:区切り文字になる, ×:ならない)
(※) ダブル・クォート (" ") で囲まれている文字列の中のカンマ (,) は,区切り文字になりません。

参照

  LINE INPUT # (C), LNINPUT # (C), OPEN (C), PRINT # (C)



KEY,_KEY

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
KEY × × × × ×
_KEY

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・PF キーに文字を定義します。

書式

KEY キー番号, 文字式

KEY キー番号, INIT

KEY INIT

説明

・10 種類のファンクション・キーに対して,文字列を定義します。
・キー番号には,1 〜 80 を指定します。
・文字式には,31 文字までの文字を指定します。
・文字式を改行する場合,CHR$(10) を使用します。(SHARP)
・文字式を改行する場合,CHR$(13) を使用します。(CASIO)
・キー番号を指定して INIT を指定した場合,指定したキー番号のファンクション・キーが,デフォルトとなります。
・キー番号を指定せずに INIT を指定した場合,すべてのキー番号のファンクション・キーが,デフォルトとなります。
・キー番号に対する文字列のデフォルトは,以下の通りです。

キー番号 文字列
1 "RUN "
2 "LIST "
3 "CONT "
4 "SAVE "
5 "LOAD "
6 "INPUT "
7 "PRINT "
8 "GOTO "
9 "GOSUB "
10 "RETURN "
11 〜 80 ""

参照

  KEY $ (S), LIST KEY (C)



KILL

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
KILL

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・ファイルを消去します。

書式

KILL "[デバイス名:]ファイル名"

説明

・指定したファイルを消去します。
・指定したファイルが存在しない場合,エラーとなります。
・ファイル名には,ワイルドカード (検索する際にどんなパターンにもマッチする特殊文字) を使用できます。
・ファイル名に含まれる「*」は,任意の長さの任意の文字を示します。
・ファイル名に含まれる「?」は,任意の1文字を示します。



LBLANK,_LBLANK

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LBLANK × × × × × × ×
_LBLANK

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× ×

機能


機能

・プログラムに空白行を追加または変更します。

書式

LBLANK 行番号1 [, 行番号2]
               └─────┘
                  繰返し可

説明

・指定した行番号に対する空白行を追加します。同じ行番号の場合,その行の内容が置き換わります。

参照

  DELETE (C)



LCOPY

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LCOPY × × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× ×

機能

・プログラムの行をコピーします。

書式

LCOPY コピー元開始行番号, コピー元終了行番号, コピー先開始行番号

説明

・コピー元開始行番号からコピー元終了行番号までのすべての行をコピー先開始行番号からコピーします。
・GOTO, GOSUB, RESTORE コマンドなどで指定されている行番号は,変更されません。

参照

  LIST (C), PASS (C)



LET

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LET

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・変数に数値や文字を代入します。

書式

LET 数値変数 = 数式

LET 文字変数 = 文字式

説明

・LET は,省略することができます。
・数値変数には,数式を代入します。
・文字変数には,文字式を代入します。
・文字固定変数/文字単純変数に,代入可能な文字数は,以下の通りです。

ターゲット メーカ 文字固定変数 文字単純変数
DEFAULT SHARP 30720
PC-E500 254
PC-E650
PC-E200 7 16
PC-G850
FX-860P CASIO 255
FX-870P
FX-890P
(文字固定変数とは,1文字の変数 (A$ 〜 Z$, _$) です)
(文字単純変数とは,2文字以上の変数 (AB$, C1$ など) です)

参照

  DIM (C), SWAP (C)



LINE

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LINE × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・画面に線を描きます。(または,消します)

書式

                                 S
                                             
LINE [(式1, 式2)] - (式3, 式4) [, R │] [, 式5] [,    │]
                                              BF
                                 X

説明

・(式1, 式2) と (式3, 式4) の間に線を引きます。
・(式1, 式2) を省略した場合,(0, 0) または,直前に実行した LINE コマンドで指定した位置から線を引きます。
・式1 〜 式4 の範囲は,以下の通りです。

式1 〜 式4 の型 式1 〜 式4 の範囲
バイト型 -32768 〜 32767
(小数部は,切り捨てます)
整数型
長整数型
単精度実数型
倍精度実数型
複素数型 使用できません。

・S, R, X は,以下の通りです。

種類 説明
S 線を描きます。
R 線を消します。
X 線を反転します。

式5 の指定は,無視します。(互換性維持のために存在します)
・B, BF は,以下の通りです。

種類 説明
B 長方形を描きます。
BF 長方形を塗りつぶすように描きます。

参照

  GCURSOR (C), PSET (C)



LINE INPUT #

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LINE × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・ファイルの1行単位のデータを指定した変数に読み込みます。

書式

LINE INPUT #ファイル番号, 文字変数 [, 文字変数]
                                  └─────┘
                                     繰返し可

説明

・LNINPUT # コマンドと同じです。
・詳しくは,LNINPUT # コマンドを参照してください。

参照

  INPUT # (C), LNINPUT # (C), OPEN (C), PRINT # (C)



LIST

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LIST

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・プログラムを表示します。

書式

      行番号1
LIST [│          ,]
      ラベル1

      行番号1    行番号2
LIST [│          │] [,          │]
      ラベル1    ラベル2

説明

・行番号を指定しない場合,すべての行を表示します。
・行番号が存在しない場合,それより大きく最初の行番号が指定されます。

<行番号の指定について>

パターン1

LIST

結果 : すべてのプログラムを出力します。

パターン2

LIST m

結果 : 行番号 m プログラムを出力します。行番号 m が存在しない場合,行番号 m より大きく,かつ最も近い行番号が指定されます。

パターン3

LIST m ,

結果 : 行番号 m からプログラムの最終行までのプログラムを出力します。行番号 m が存在しない場合,行番号 m より大きく,かつ最も近い行番号が指定されます。

パターン4

LIST , n

結果 : プログラムの先頭行から,行番号 m までのプログラムを出力します。行番号 n が存在しない場合,行番号 n より大きく,かつ最も近い行番号が指定されます。

パターン5

LIST m , n

結果 : 行番号 m から行番号 n までのプログラムを出力します。行番号 m が存在しない場合,行番号 m より大きく,かつ最も近い行番号が指定されます。行番号 n が存在しない場合,行番号 n より大きく,かつ最も近い行番号が指定されます。行番号 m, n で指定される行が同じになる場合,エラーとなります。

参照

  EDIT (C), LIST "L" (C)



LIST #

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LIST

実行可/不可

ターゲット モード
PRO CAL BAS TXT
SHARP × × × ×
CASIO ×

機能

・データバンクエリア "F0" のデータを表示します。

書式

LIST #

説明

・データバンクに記録されているメモデータを番号順に表示します。

参照

  LLIST # (C)



LF

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LF × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・プリンタの紙送りを行います。

書式

LF

LF

説明

何もしません。(互換性維持のために存在します)



LFILES

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LFILES × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
×

機能

・ファイルの一覧を印字します。

書式

LFILES ["[デバイス名:]ファイル名"]

説明

何もしません。(互換性維持のために存在します)

参照

  FILES (C)



LLINE

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LLINE × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・線を印字します。

書式

LLINE [(式1, 式2)] - (式3, 式4) [, 式5] [, 式6] [, B]

説明

何もしません。(互換性維持のために存在します)



LLIST

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LLIST

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× ×

機能

・プログラムを印字します。

書式

       行番号1
LLIST [│          ,]
       ラベル1

       行番号1    行番号2
LLIST [│          │] [,          │]
       ラベル1    ラベル2

説明

何もしません。(互換性維持のために存在します)



LLIST #

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LLIST

実行可/不可

ターゲット モード
PRO CAL BAS TXT
SHARP × × × ×
CASIO × ×

機能

・データバンクエリア "F0" のデータを印字します。

書式

LLIST #

説明

何もしません。(互換性維持のために存在します)



LNINPUT #

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LNINPUT × × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・ファイルのデータを指定した変数に読み込みます。

書式

LNINPUT #ファイル番号, 文字変数 [, 文字変数]
                               └─────┘
                                  繰返し可

説明

・OPEN コマンドで,INPUT を指定したファイルに対して有効です。
・ファイルのデータと変数の型は,一致させてください。
・データの区切り文字は,CR (&H0D) + LF (&H0A) です。
・CR (&H0D) + LF (&H0A) は,文字変数には代入されません。

参照

  INPUT # (C), LINE INPUT # (C), OPEN (C), PRINT # (C)



LOAD

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LOAD

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× ×

機能

・ファイルを読み込みます。

書式

LOAD

     "[デバイス名:]ファイル名"         A
LOAD                           [, [R] [,   ] ]
               OPEN                    S

説明

・デバイス名または「OPEN」以降を省略した場合,"COM:" (SHARP) または "COM0:" (CASIO) 指定となります。
・「OPEN」を指定した場合,ファイルを読み込むためのダイアログボックスを表示します。
・「, R」を指定した場合,ファイルを読み込んだ後,先頭行から実行します。
・「, A」を指定した場合,ASCII ファイルとして読み込みます。
・「, S」を指定した場合,Shift JIS ファイルとして読み込みます。
・デバイス名が "S1" の場合、「, A」または「, S」の指定を無視します。
・指定したファイルにエラーが存在する (例:行番号が無い) 場合,読み込みを中止します。読み込みは,すべての行を読み込むか,まったく読み込みをしないかのどちらかです。
・デバイス名を省略した場合,直前のファイル関係で指定したデバイス名になります。
・ファイル名の拡張子を省略した場合,拡張子 "BAS" を追加します。拡張子を追加したくない場合,ファイル名の最後にピリオドを指定してください。

<例>

LOAD "A"  → "A.BAS" として読み込みます。

LOAD "A." → "A" として読み込みます。

参照

  CHAIN (C), LOAD M (C), LOAD ? (C), MERGE (C), SAVE (C)



LOAD #

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LOAD

実行可/不可

ターゲット モード
PRO CAL BAS TXT
SHARP × × × ×
CASIO

機能

・データバンクエリア "F0" にデータを読み込みます。

書式

LOAD # "[デバイス名:]ファイル名" [, M]

説明

・データバンクエリア "F0" に指定したファイルを読み込みます。
・「, M」を指定した場合,現在のデータバンクの最終レコードの後に,読み込んだデータを追加します。
・「, M」を指定しない場合,現在のデータバンクの内容を消去します。

参照

  MERGE # (C)



LOAD ?

認識

・プログラムとファイルの照合を行います。
コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LOAD

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× ×

機能

・プログラムとファイルの照合を行います。

書式

LOAD ?

       "[デバイス名:]ファイル名"  ┌ A
LOAD ?                           [,   ]
                 OPEN             └ S

説明

・プログラムと指定したファイルの照合を行います。内容に不一致が発生した場合,エラーとなります。
・デバイス名または「OPEN」以降を省略した場合,"COM:" (SHARP) または "COM0:" (CASIO) 指定となります。
・「OPEN」を指定した場合,ファイルを読み込むためのダイアログボックスを表示します。
・「, A」を指定した場合,ASCII ファイルとして照合します。
・「, S」を指定した場合,Shift JIS ファイルとして照合します。
・デバイス名が "S1" の場合、「, A」または「, S」の指定を無視します。
・デバイス名を省略した場合,直前のファイル関係で指定したデバイス名になります。
・ファイル名の拡張子を省略した場合,拡張子 "BAS" を追加します。拡張子を追加したくない場合,ファイル名の最後にピリオドを指定してください。

<例>

LOAD ? "A"  → "A.BAS" として照合します。

LOAD ? "A." → "A" として照合します。

参照

  CLOAD ? (C), LOAD (C)



LOAD M

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LOAD

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・機械語ファイルを読み込みます。

書式

LOAD M "[デバイス名:]ファイル名" [, 格納開始アドレス]

説明

・SAVE M コマンドで書き込んだ機械語プログラムを読み込みます。
・「, 格納開始アドレス」を省略した場合,SAVE M コマンドで指定したアドレス (開始アドレス) に読み込みます。
・「, 格納開始アドレス」を指定した場合,SAVE M コマンドで指定したアドレス (開始アドレス) を無視して,格納開始アドレスに読み込みます。この場合,SAVE M コマンドで指定したアドレス (実行開始アドレス) は,無視します。

参照

  LOAD (C), POKE (C), SAVE M (C)



LOCATE (SHARP)

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LOCATE

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・表示の開始位置を指定します。

書式

LOCATE [式1] [, 式2]

説明

・画面上のカーソル位置を指定します。
・式1 は,X座標を示します。
・式2 は,Y座標を示します。
・式の範囲は,以下の通りです。

ターゲット メーカ 範囲
DEFAULT SHARP 0 ≦ 式1 < 40, 0 ≦ 式2 < 40
PC-E500 0 ≦ 式1 < 40, 0 ≦ 式2 < 4
PC-E650
PC-E200 0 ≦ 式1 < 24, 0 ≦ 式2 < 4
PC-G850 0 ≦ 式1 < 24, 0 ≦ 式2 < 6



LOCATE (CASIO)

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LOCATE

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・表示の開始位置を指定します。

書式

LOCATE 式1, 式2

説明

・画面上のカーソル位置を指定します。
・式1 は,X座標を示します。
・式2 は,Y座標を示します。
・式の範囲は,以下の通りです。

ターゲット メーカ 範囲
FX-860P CASIO 0 ≦ 式1 < 32, 0 ≦ 式2 < 8
FX-870P
FX-890P



LPRINT

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LPRINT

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・指定した内容を印字します。

書式

LPRINT [USING "書式";]

         数式  ,  数式 
       [│        │[│   │[│        │] ] ]
        文字式 ; 文字式
                   └───────────┘
                            繰返し可

説明

何もしません。(互換性維持のために存在します)



LTEXT

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LTEXT × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・プリンタをテキストモードに設定します。

書式

LTEXT

説明

何もしません。(互換性維持のために存在します)



MEM$ =,_MEM$ =

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
MEM$ × × × × ×
_MEM$

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
×

機能

・RAM カードの構成状態を変更します。

書式

MEM$ = "デバイス名"

説明

何もしません。(互換性維持のために存在します)

参照

  BDATA$ (S), MEM$ (S)



MERGE

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
MERGE

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
×

機能

・プログラムとファイルを併合します。

書式

MERGE

      "[デバイス名:]ファイル名"  ┌ A
MERGE                           [,   ]
                OPEN             └ S

説明

・プログラムと指定したファイルを併合します。同じ行番号の場合,その行の内容が置き換わります。
・デバイス名または「OPEN」以降を省略した場合,"COM:" (SHARP) または "COM0:" (CASIO) 指定となります。
・「OPEN」を指定した場合,ファイルを読み込むためのダイアログボックスを表示します。
・「, A」を指定した場合,ASCII ファイルとして読み込みます。
・「, S」を指定した場合,Shift JIS ファイルとして読み込みます。
・デバイス名を省略した場合,直前のファイル関係で指定したデバイス名になります。
・ファイル名の拡張子を省略した場合,拡張子 "BAS" を追加します。拡張子を追加したくない場合,ファイル名の最後にピリオドを指定してください。

<例>

MERGE "A"  → "A.BAS" として併合します。

MERGE "A." → "A" として併合します。

参照

  CHAIN (C), LOAD (C)



MERGE #

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
MERGE

実行可/不可

ターゲット モード
PRO CAL BAS TXT
SHARP × × × ×
CASIO

機能

・データバンクエリア "F0" にファイルを併合します。

書式

MERGE # "[デバイス名:]ファイル名"

説明

・データバンクエリア "F0" に指定したファイルのデータバンク・データを追加します。
・LOAD # "[デバイス名:]ファイル名", M と同じ機能です。

参照

  LOAD # (C)



MODE,_MODE

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
MODE × × × ×
_MODE

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・モードを変更します。

書式

MODE モード番号 [(モード番号に依存)]

説明

・モード番号は,以下の通りです。

モード番号 目的
0 CAL モードに変更します。
1 BASIC モードに変更します。
4 角度単位を "度" に設定します。
5 角度単位を "ラジアン" に設定します。
6 角度単位を "グラード" に設定します。
7 印字モードを設定します。
8 印字モードを解除します。
9 TEXT モードに変更します。(MEMO IN)
70 n進数変換 (文字列 → 数値)
71 論理演算 (AND)
72 論理演算 (OR)
73 論理演算 (XOR)
74 シフト演算
75 n進数変換 (数値 → 文字列)
(※) モード番号 70 〜 75 は,FX-860P 専用です。

・上記以外のモード番号を指定した場合,何もしません。



MODE 0,_MODE 0

機能

・CAL モードに変更します。

書式

MODE 0

説明

・使用方法などは,CAL コマンドを参照してください。

参照

  CAL (C)



MODE 1,_MODE 1

機能

・BASIC モードに変更します。

書式

MODE 1 [, [#] エリア]

説明

・使用方法などは,BASIC (CASIO) コマンドを参照してください。

参照

  BASIC (C)



MODE 4,_MODE 4

機能

・角度単位を "度" に設定します。

書式

MODE 4

説明

・使用方法などは,DEGREE コマンドを参照してください。

参照

  DEGREE (C)



MODE 5,_MODE 5

機能

・角度単位を "ラジアン" に設定します。

書式

MODE 5

説明

・使用方法などは,RADIAN コマンドを参照してください。

参照

  RADIAN (C)



MODE 6,_MODE 6

機能

・角度単位を "グラード" に設定します。

書式

MODE 6

説明

・使用方法などは,GRAD コマンドを参照してください。

参照

  GRAD (C)



MODE 7,_MODE 7

機能

・印字モードを設定します。

書式

MODE 7

説明

・使用方法などは,PRINT = コマンドを参照してください。

参照

  PRINT = (C)



MODE 8,_MODE 8

機能

・印字モードを解除します。

書式

MODE 8

説明

・使用方法などは,PRINT = コマンドを参照してください。

参照

  PRINT = (C)



MODE 9,_MODE 9

機能

・TEXT モードに変更します。

書式

MODE 9 [, [#] エリア]

説明

・使用方法などは,TEXT (CASIO) コマンドを参照してください。

参照

  TEXT (C)



MODE 70,_MODE 70

機能

・文字列を数値に変換し,その結果を変数に代入します。

書式

MODE 70 (文字式, 数値変数)

説明

・数式の小数点以下は,切り捨てます。
・数式の範囲は,以下の通りです。

数式の範囲
-2147483648 (&H80000000) 〜         -1 (&HFFFFFFFF)
          0 (&H00000000) 〜 2147483647 (&H7FFFFFFF)
 2147483648 (&H80000000) 〜 4294967295 (&HFFFFFFFF)

・アドレス &H67E の値を見て,以下の処理を行います。

アドレス
&H67E の値
処理
0 2進数文字列を数値に変換して,数値変数に代入します。
1 10進数文字列を数値に変換して,数値変数に代入します。
2 16進数文字列を数値に変換して,数値変数に代入します。

参照

  MODE 75 (C)



MODE 71,_MODE 71

機能

・論理積を変数に代入します。

書式

MODE 71 (数式1, 数式2, 数値変数)

説明

・数式の小数点以下は,切り捨てます。
・数式の範囲は,以下の通りです。

数式の範囲
-2147483648 (&H80000000) 〜         -1 (&HFFFFFFFF)
          0 (&H00000000) 〜 2147483647 (&H7FFFFFFF)
 2147483648 (&H80000000) 〜 4294967295 (&HFFFFFFFF)

・(数式1 AND 数式2) の結果を数値変数に代入します。

参照

  MODE 72 (C), MODE 73 (C)



MODE 72,_MODE 72

機能

・論理和を変数に代入します。

書式

MODE 72 (数式1, 数式2, 数値変数)

説明

・数式の小数点以下は,切り捨てます。
・数式の範囲は,以下の通りです。

数式の範囲
-2147483648 (&H80000000) 〜         -1 (&HFFFFFFFF)
          0 (&H00000000) 〜 2147483647 (&H7FFFFFFF)
 2147483648 (&H80000000) 〜 4294967295 (&HFFFFFFFF)

・(数式1 OR 数式2) の結果を数値変数に代入します。

参照

  MODE 71 (C), MODE 73 (C)



MODE 73,_MODE 73

機能

・排他的論理和を変数に代入します。

書式

MODE 73 (数式1, 数式2, 数値変数)

説明

・数式の小数点以下は,切り捨てます。
・数式の範囲は,以下の通りです。

数式の範囲
-2147483648 (&H80000000) 〜         -1 (&HFFFFFFFF)
          0 (&H00000000) 〜 2147483647 (&H7FFFFFFF)
 2147483648 (&H80000000) 〜 4294967295 (&HFFFFFFFF)

・(数式1 XOR 数式2) の結果を数値変数に代入します。

参照

  MODE 71 (C), MODE 72 (C)



MODE 74,_MODE 74

機能

・ビット演算を行い,その結果を変数に代入します。

書式

                  0
MODE 74 (数式, [ [│   │],] 数値変数)
                  1

説明

・数式の小数点以下は,切り捨てます。
・数式の範囲は,以下の通りです。

数式の範囲
-2147483648 (&H80000000) 〜         -1 (&HFFFFFFFF)
          0 (&H00000000) 〜 2147483647 (&H7FFFFFFF)
 2147483648 (&H80000000) 〜 4294967295 (&HFFFFFFFF)

・引数が二つ (数値, 数値変数) の場合,2の補数 (数式) の結果を数値変数に代入します。
・引数が三つ (数値, ?, 数値変数) で,なおかつ二つ目の引数により,以下の処理を行います。

二つ目の引数 処理
(省略) NOT (数式) の結果を数値変数に代入します。
0 論理左シフト (数式) の結果を数値変数に代入します。
1 論理右シフト (数式) の結果を数値変数に代入します。



MODE 75,_MODE 75

機能

・数値を文字列に変換し,その結果を変数に代入します。

書式

MODE 75 (数式, 文字変数)

説明

・数式の小数点以下は,切り捨てます。
・数式の範囲は,以下の通りです。

数式の範囲
-2147483648 (&H80000000) 〜         -1 (&HFFFFFFFF)
          0 (&H00000000) 〜 2147483647 (&H7FFFFFFF)
 2147483648 (&H80000000) 〜 4294967295 (&HFFFFFFFF)

・アドレス &H67E の値を見て,以下の処理を行います。

アドレス
&H67E の値
処理
0 数値を2進数文字列に変換して,文字変数に代入します。
1 数値を10進数文字列に変換して,文字変数に代入します。
2 数値を16進数文字列に変換して,文字変数に代入します。

参照

  MODE 70 (C)



MON,_MON

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
MON × × × ×
_MON

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
×

機能

・機械語モニタを起動します。

書式

MON

説明

何もしません。(互換性維持のために存在します)



MSGBOX

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
MSGBOX × × × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・メッセージボックスを表示します。

書式

MSGBOX "メッセージ" [, 種類]

説明

・"メッセージ" のテキストを表示します。
・表示例を以下に示します。

 

・種類は,以下の通りです。

種類 説明
1 情報
2 確認
3 警告
4 エラー

・種類を省略した場合,1 (情報) となります。



NAME

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
NAME

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・ファイル名を変更します。

書式

NAME "[デバイス名:]旧ファイル名" AS "[デバイス名:]新ファイル名"

説明

・旧ファイル名を新ファイル名に変更します。
・旧ファイル名が存在しない,または新ファイル名が存在する場合,エラーになります。
・デバイス名は,同じでなければなりません。



NEW

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
NEW

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× ×

機能

・プログラムとデータを消去します。

書式

(SHARP)
NEW

(CASIO)
NEW [ALL]

説明

・プログラムとデータを消去します。
・開いているファイルをすべて閉じます。
・ALL が指定されている場合,すべてのプログラムエリアのプログラムを消去します。(CASIO)



NEW #

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
NEW

実行可/不可

ターゲット モード
PRO CAL BAS TXT
SHARP × × × ×
CASIO

機能

・データバンクエリア "F0" のデータを消去します。

書式

NEW #

説明

・データバンク内のメモデータを消去します。



NEXT

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
NEXT

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・FOR コマンドの後に使用します。

書式

NEXT [数値変数 [, 数値変数] ]
              └─────┘
                 繰返し可

説明

・FOR に対する NEXT が明らかな場合,NEXT の数値変数は,省略できます。
・FOR と NEXT は対で使用します。
・詳しくは,FOR コマンドを参照してください。

<使用例>

 

 

参照

  FOR (C)



ON

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
ON

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・指定している行を選択して (サブルーチンに) 移動します。

書式

(SHARP)
               行番号  ┌ 行番号
ON 条件式 GOTO        │[,        │]
               ラベル  └ ラベル
                          └───────┘
                               繰返し可

                行番号  ┌ 行番号
ON 条件式 GOSUB        │[,        │]
                ラベル  └ ラベル
                           └───────┘
                                繰返し可

(CASIO)
                行番号 
                            行番号 
                ラベル             
ON 条件式 GOTO          │[, [│  ラベル  ] ]
               # エリア            
                           # エリア
                  ,     ┘└─────────┘
                                    繰返し可

                 行番号 
                             行番号 
                 ラベル             
ON 条件式 GOSUB          │[, [│  ラベル  ] ]
                # エリア            
                            # エリア
                   ,     ┘└─────────┘
                                     繰返し可

説明

・条件式に対応して,GOTO または GOSUB コマンドを実行します。GOTO または GOSUB コマンドの分岐先は,先頭から順に式の値が1 の場合,2 の場合 ... と割り当てられます。
・エリアとは,プログラムエリア番号のことです。0 〜 9 を指定します。(CASIO)
・分岐先を省略した場合,分岐しません。(CASIO)
・条件式が 1 未満の場合,または相当する分岐先が無い場合,分岐しません。

参照

  GOSUB (C), GOTO (C)



ON ERROR

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
ON

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・エラー処理の宣言を行います。

書式

              行番号
ON ERROR GOTO       
              ラベル

ON ERROR GOTO 0

説明

・行番号またはラベルを指定した場合,エラー発生時の分岐先を意味します。この文の実行後,エラーが発生するとその行番号へ分岐します。
・0 を指定した場合,エラー分岐指定を解除します。

参照

  ERL (N), ERN (N), ERR (N), ERROR (C), ERT$ (S), RESUME (C)



OPEN (ファイル)

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
OPEN

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・データの入出力を可能にします。

書式

                                 INPUT  ┐
                                       
OPEN "デバイス名:ファイル名" FOR OUTPUT AS [#] ファイル番号
                                       
                                 APPEND

説明

・ファイルに対して使用します。
・ファイル番号には,1 〜 255 の整数を指定します。
・入出力モードは,以下の通りです。

モード 説明
INPUT 既存のファイルを読み出します。
OUTPUT 新しくファイルを作り,書き込みます。
APPEND 既存のファイルの最後に追加します。

中間言語形式で保存したファイルは,開くことができません。

参照

  CLOSE (C)



OPEN (通信)

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
OPEN

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・データの入出力を可能にします。

書式

(SHARP)
OPEN

OPEN "COM:通信速度,パリティビット,ワード長,ストップビット数,
      コード体系,区切りコード,テキスト終了コード,XON指定,
      シフトコード"

     [AS [#] ファイル番号]

(CASIO)
OPEN "COM0:通信速度,パリティビット,ワード長,ストップビット数,
      CTS信号,DSR信号,CD信号,XON指定,シフトコード"

     [AS [#] ファイル番号]

説明

・シリアル入出力デバイスに対して使用します。
・ファイル番号には,1 〜 255 の整数を指定します。省略した場合,1 となります。
・データの入出力条件は,以下の通りです。

デバイス名

項目 説明
COM: SET MODE 25 にて指定した COM1 〜 COM20 を使用します。
COM0:
COM1: 〜 COM20: COM1 〜 COM20 を使用します。

通信速度

(SHARP)
項目 説明
75   75 bps (※)
150  150 bps (※)
300  300 bps
600  600 bps
1200 1200 bps (初期値)
2400 2400 bps
4800 4800 bps
9600 9600 bps
(bps = 1 ビット/秒)
(※) PC-E500/PC-E650 非互換です。

(CASIO)
項目 説明
0   75 bps (※)
1  150 bps
2  300 bps
3  600 bps
4 1200 bps (初期値)
5 2400 bps
6 4800 bps
7 9600 bps (※)
(bps = 1 ビット/秒)
(※) FX-860P/FX-870P 非互換です。

パリティビット

(SHARP)
項目 説明
N 無し (初期値)
E 偶数パリティ
O 奇数パレティ

(CASIO)
項目 説明
N 無し
E 偶数パリティ (初期値)
O 奇数パレティ

ワード長

項目 説明
7 7 ビット
8 8 ビット (初期値)

ストップビット数

項目 説明
1 1 ビット (初期値)
2 2 ビット

コード体系

(SHARP)
項目 説明
A アスキーコード (初期値)
S シフトJISコード (※)
(※) PC-E500/PC-E650 非互換です。

区切りコード

(SHARP)
項目 説明
C CR コード (&H0D) (初期値)
F LF コード (&H0A)
L CR + LF コード
(※) PC-E500/PC-E650 非互換です。

テキスト終了コード

(SHARP)
項目 説明
&H00 〜 &HFF テキスト終了コード
(&H1A = 初期値)

CTS信号

(CASIO)
項目 説明
C CTS 信号有り
N CTS 信号無し (初期値)

DSR信号

(CASIO)
項目 説明
D DSR 信号有り
N DSR 信号無し (初期値)

CD信号

(CASIO)
項目 説明
C CD 信号有り
N CD 信号無し (初期値)

XON指定

(SHARP)
項目 説明
X XON, XOFF 制御有り
N XON, XOFF 制御有り (初期値)

(CASIO)
項目 説明
B XON, XOFF 制御有り
N XON, XOFF 制御有り (初期値)

シフトコード

(SHARP)
項目 説明
S SI, SO 切り替え有り (初期値)
N SI, SO 切り替え無し

(CASIO)
項目 説明
S SI, SO 切り替え有り
N SI, SO 切り替え無し (初期値)

参照

  CLOSE (C), OPEN $ (S), SET MODE 25 (C)



PAINT

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
PAINT × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・長方形の内部をハッチングします。

書式

PAINT 式1 [, 式2]

説明

何もしません。(互換性維持のために存在します)



PASS

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
PASS

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
×

機能

・パスワードを設定または解除します。

書式

PASS "パスワード"

説明

・パスワードは,1〜8文字まで指定可能です。
・現在,パスワードが指定されている場合,同じパスワードを指定するとパスワードが解除されます。
・現在,パスワードが指定されていない場合,このコマンドを使用するとパスワードが指定されます。
パスワードを指定しても,プログラムは暗号化されません。プログラムを第三者に見られる可能性があります。

<パスワードが指定されている場合>

行の追加,変更,削除は無視します。

以下のコマンドは,無視します。

コマンド
DELETE, EDIT, LBLANK, LCOPY, LIST, NEW, RENUM

以下のコマンドは,エラーとなります。

コマンド
MERGE, SAVE, SAVE F, SAVE R

以下のコマンドを実行した場合,パスワードは強制的に解除されます。

コマンド
CHAIN, LOAD, LOAD F



PAUSE

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
PAUSE × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・文字を表示します。

書式

PAUSE [USING "書式";]

        NORM           NORM 
                            
        REV            REV  
              ,       
      [│ TAB(n) │[│   │[│ TAB(n) │] ] ]
              ;       
        数式           数式 
                            
       文字式         文字式
                  └───────────┘
                           繰返し可

説明

・表示後,約 0.85 秒間だけプログラムの実行を停止します。
・上記以外は,PRINT コマンドと同じです。詳しくは,PRINT コマンドを参照してください。

参照

  LOCATE (C), LPRINT (C), PRINT (C), USING (C), WAIT (C)



POKE

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
POKE

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・機械語プログラムやデータをメモリに直接書き込みます。

書式

POKE アドレス, データ [, データ]
                     └────┘
                       繰返し可

説明

・指定したアドレスにデータを書き込みます。
・指定可能なアドレスの範囲は,以下の通りです。

(SHARP)
アドレスの範囲
10 進数 16 進数
0 〜 1048575 &H0 〜 &HFFFFF

(CASIO)
アドレスの範囲
10 進数 16 進数
-32768 〜 -1 &H8000 〜&HFFFF
0 〜 65535 &H0 〜 &HFFFF

・データが複数指定されている場合,データ1, データ2 ... と順に書き込みます。
・指定可能なデータの範囲は,0 (&H0) 〜 255 (&HFF) です。

参照

  DEFSEG (N), DEFSEG = (C), LIST DEFUSR (C), POKE (C)



PRESET

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
PRESET × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・画面の点を消します。

書式

PRESET (式1, 式2)

説明

・(式1, 式2) の点を消します。
・式1, 式2 の範囲は,以下の通りです。

式1, 式2 の型 式1, 式2 の範囲
バイト型 -32768 〜 32767
(小数部は,切り捨てます)
整数型
長整数型
単精度実数型
倍精度実数型
複素数型 使用できません。

・PRESET コマンドで指定した座標は,LINE コマンドの表示に影響を与えません。

参照

  GCURSOR (C), PSET (C)



PRINT (DEFAULT, PC-E500, PC-E650)

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
PRINT

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・文字を表示します。

書式

PRINT [USING "書式";]

        NORM           NORM 
                            
        REV            REV  
              ,       
      [│ TAB(n) │[│   │[│ TAB(n) │] ] ]
              ;       
        数式           数式 
                            
       文字式         文字式
                  └───────────┘
                           繰返し可

説明

・指定した数式または文字式を表示します。
・表示後,WAIT コマンドで指定された時間だけプログラムの実行を停止します。
・USING の書式については,USING コマンドを参照してください。
・数式または文字式の後がカンマ (,) やセミコロン (;) の場合,次の PRINT コマンドで内容を続けて表示します。
・カンマ (,) または USING による書式指定の場合,複素数は表示できません。
・ターゲットが PC-E500/PC-E650 の場合,NORM, REV, TAB は,使用できません。
・文字式を改行する場合,CHR$(10) を使用します。

<1項目の場合>

左端から表示します。(・ は,空白を示します)

>PRINT 123
123
>

>PRINT 1+2i
1+2i
>

>PRINT "abc"
abc
>

<2項目以上で,カンマ (,) の場合>

単精度数値は,13桁ずつ表示します。(・ は,空白を示します)

>PRINT 123,
・・・・・・・・・・123・・・・・・・・・・456
>

>PRINT 1/3,-1/3,
・・3.33333E-01-3.33333E-01
>

倍精度数値は,40桁ずつ表示します。(・ は,空白を示します)

>PRINT 123#,
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・123
>

> PRINT 1/3#,
・・・・・・・・・・・・・・・3.3333333333333333333D-01
>

複素数値は,使用できません。

文字式は,先頭から12文字を表示します。(・ は,空白を示します)

>PRINT "abc","def",
abc・・・・・・・・・・def・・・・・・・・・・
>

>PRINT "abcdefghijklmn","abc",
abcdefghijklabc・・・・・・・・・・
>

<2項目以上で,セミコロン (;) の場合>

続けて表示します。(・ は,空白を示します)

>PRINT 123;456;
123・・456
>

>PRINT "abc";"def";
abcdef
>

参照

  LOCATE (C), LPRINT (C), PAUSE (C), USING (C), WAIT (C)



PRINT (PC-E200, PC-G850)

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
PRINT

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・文字を表示します。

書式

                           数式  ,
PRINT [USING ["書式"] ;] [│        │[│   │] ]
                          文字式 ;

                           数式  ┐┌ ,
PRINT [USING ["書式"] ;] [│        ││   ]
                          文字式 ┘└ ;
     └───────────────────┘
                      繰返し可

説明

・指定した数式または文字式を表示します。
・表示後,WAIT コマンドで指定された時間だけプログラムの実行を停止します。
・USING の書式については,USING コマンドを参照してください。
・数式または文字式の後がカンマ (,) やセミコロン (;) の場合,次の PRINT コマンドで内容を続けて表示します。
・カンマ (,) または USING による書式指定の場合,複素数は表示できません。
・文字式を改行する場合,CHR$(10) を使用します。

参照

  LOCATE (C), LPRINT (C), USING (C), WAIT (C)



PRINT (CASIO)

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
PRINT

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・文字を表示します。

書式

PRINT [USING "書式";]

        NORM           NORM 
                            
        REV            REV  
              ,       
      [│ TAB(n) │[│   │[│ TAB(n) │] ] ]
              ;       
        数式           数式 
                            
       文字式         文字式
                  └───────────┘
                           繰返し可

説明

・指定した数式または文字式を表示します。
・USING の書式については,USING コマンドを参照してください。
・ターゲットが CASIO の場合,PRINT コマンドは,USING コマンドの影響を受けません。
・数式または文字式の後がカンマ (,) の場合,改行します。
・数式または文字式の後がセミコロン (;) の場合,次の PRINT コマンドで内容を続けて表示します。
・カンマ (,) または USING による書式指定の場合,複素数は表示できません。
・ターゲットが FX-860P/FX-870P の場合,NORM, REV は,使用できません。
・文字式を改行する場合,CHR$(13) を使用します。

<1項目の場合>

左端から表示します。(・ は,空白を示します)

>PRINT 123
123
>

>PRINT 1+2i
1+2i
>

>PRINT "abc"
abc
>

<2項目以上で,カンマ (,) の場合>

左端から表示します。カンマは,改行します。(・ は,空白を示します)

>PRINT 123,456
123
456
>

>PRINT "abc","def"
abc
def
>

<2項目以上で,セミコロン (;) の場合>

続けて表示します。(・ は,空白を示します)

>PRINT 123;456;
123・・456
>

>PRINT "abc";"def";
abcdef
>

参照

  LOCATE (C), LPRINT (C)



PRINT =

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
PRINT

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・印字モードを設定または解除します。

書式

         PRINT 
PRINT = [│        │]
         LPRINT

説明

何もしません。(互換性維持のために存在します)



PRINT #

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
PRINT

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・指定した変数の内容をファイルに書き込みます。

書式

PRINT #ファイル番号,

        数式  ,  数式 
      [│        │[│   │[│        │] ] ]
       文字式 ; 文字式
                  └───────────┘
                           繰返し可

説明

・OPEN コマンドで,OUTPUT または APPEND を指定したファイルに対して有効です。

<数式または文字式の後がカンマ (,) の場合>

数式は,20桁ずつ出力します。(・ は,空白を示します)

>PRINT #1,123,
>

 

文字式は,20桁ずつ出力します。(・ は,空白を示します)

>PRINT #1,"abc",
>

 

<数式または文字式の後がセミコロン (;) の場合>

数式は,そのまま出力します。(・ は,空白を示します)

>PRINT #1,123;
>

 

文字式は,そのまま出力します。(・ は,空白を示します)

>PRINT #1,"abc";
>

 

<データの最後にカンマ (,) またはセミコロン (;) が無い場合>

数式は,最後に CR (&H0D) + LF (&H0A) を追加します。

>PRINT #1,123
>

 

文字式は,最後に CR (&H0D) + LF (&H0A) を追加します。

>PRINT #1,"abc"
>

 

参照

  INPUT # (C), OPEN (C)



PSET

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
PSET × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・画面に点を描きます。

書式

PSET (式1, 式2) [, X]

説明

・(式1, 式2) の点を描きます。
・式1, 式2 の範囲は,以下の通りです。

式1, 式2 の型 式1, 式2 の範囲
バイト型 -32768 〜 32767
(小数部は,切り捨てます)
整数型
長整数型
単精度実数型
倍精度実数型
複素数型 使用できません。

・「, X」を指定した場合,ドットを反転します。
・PSET コマンドで指定した座標は,LINE コマンドの表示に影響を与えません。

参照

  GCURSOR (C), PRESET (C)



RADIAN

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
RADIAN × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・角度単位を "ラジアン" に設定します。

書式

RADIAN

説明

・三角関数の角度単位を "ラジアン" に設定します。
・角度単位が影響する関数は,以下の通りです。

種類 関数名
三角関数 SIN, COS, TAN
逆三角関数 ASN, ACS, ATN
極座標・直交座標変換 POL, REC

参照

  ANGLE (C), DEGREE (C), GRAD (C)



RANDOMIZE

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
RANDMIZE × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・乱数のタネを植え付けます。

書式

RANDOMIZE

説明

何もしません。(互換性維持のために存在します)

参照

  RND (N)



READ

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
READ

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・DATA コマンドに続いて指定されているデータを変数に読み込みます。

書式

READ 変数 [, 変数]
         └───┘
          繰返し可

説明

・変数とそれに対応するデータの型は一致している必要があります。
・DATA コマンドのデータは,行番号の小さいほうから大きいほうへ,同じ DATA コマンド中では,先頭から順に読み込まれます。
・RESTORE コマンドによって,読み込むデータの順序を変更することができます。

参照

  DATA (C), RESTORE (C)



READ #

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
READ

実行可/不可

ターゲット モード
PRO CAL BAS TXT
SHARP × × × ×
CASIO × × ×

機能

・ファイルエリア ("F0" 〜 "F9") のデータを読み込みます。

書式

READ # 変数 [, 変数]
           └───┘
            繰返し可

説明

・現在,RESTORE # で指定されているファイル・エリアのデータの位置から順に,変数に読み込みます。
・数値変数には,数値型データのみ読み込み可能です。
・読み込むデータが無い場合,エラーとなります。

参照

  RESTORE # (C), WRITE# (C)



REDIM

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
REDIM × × × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・配列変数を再確保します。

書式

REDIM 配列変数名 (式1 [, 式2]) [, 配列変数名 (式1 [, 式2])]
                     └───┘                  └───┘
                      繰返し可                    繰返し可
                              └─────────────┘
                                         繰返し可

説明

・指定した配列変数を再確保します。
・配列の添字や次元などの条件は,DIM コマンドと同じです。
・配列の次元は,変更できません。配列の添字のみ変更できます。
・前のデータは,そのまま残ります。
・新たに再確保された配列には,初期値が代入されます。
  (数値配列変数の場合,0 となります)
  (文字配列変数の場合,空文字 ("") となります)

参照

  CLEAR (C), DIM (C), ERASE (C)



REM

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
REM

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・プログラムのコメントです。

書式

REM コメント

' コメント

説明

・REM から後に書かれている内容は,無視され次の行に移動します。
・REM の代わりに アポストロフィー (') を使用することも可能です。



RENUM

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
RENUM

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× ×

機能

・プログラムの行番号を付け直します。

書式

RENUM [新行番号] [,, 増分]

RENUM [新行番号] [, 旧行番号 [, 増分] ]

説明

・旧行番号で指定される行以降のプログラムを新行番号から増分の間隔で行番号を付け直します。
・BASIC モードの場合,GOTO コマンドの飛び先などプログラムの行番号も付け直します。ただし,行番号が数式や () でくくられている場合,エラーとなります。
・行番号を付け直す例を以下に示します。

THEN 行番号

ELSE 行番号

RESTORE 行番号

RESUME 行番号

GOSUB 行番号1, 行番号2, ... 行番号n

GOTO 行番号1, 行番号2, ... 行番号n

・プログラムの中に ERL 数値関数が存在している場合でも RENUM コマンドは実行可能です。ERL 数値関数と数値を比較している箇所(例: IF ERL=10 THEN ...) の変更は,行いません。

参照

  DELETE (C)



REPEAT

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
REPEAT × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・REPEAT と UNTIL の間を (指定した条件を満たしていない間) 繰り返します。

書式

REPEAT

説明

・REPEAT 以降のコマンドを実行し,UNTIL 文で条件式を判断します。
・条件が成立しない場合,REPEAT 以降のコマンドを再度実行します。
・条件が成立した場合,繰り返しを終了します。
・REPEAT と UNTIL は対で使用します。

参照

  UNTIL (C)



RESTORE

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
RESTORE

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・READ コマンドに続く変数に読み込まれるデータの順番を変えます。

書式

         行番号
RESTORE [│        │]
         ラベル

説明

・行番号またはラベルを省略した場合,直後の READ コマンドでは,プログラムの中で最初の DATA 文中の先頭のデータの位置が指定されます。
・行番号またはラベルを指定した場合,指定した行から数えて,最初の DATA コマンドの先頭のデータの位置が指定されます。

参照

  DATA (C), READ (C)



RESTORE #

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
RESTORE

実行可/不可

ターゲット モード
PRO CAL BAS TXT
SHARP × × × ×
CASIO × × ×

機能

・読み書きするファイルエリアを切り替えます。

書式

RESTORE #

RESTORE # ("ファイルエリア")

                           0
RESTORE # "検索文字列" [, [   │] [, [GOTO] 行番号] ]
                           1

説明

・READ #, WRITE# の対象となるファイルエリア ("F0" 〜 "F9") を切り替えます。または,ファイルエリア内のデータを検索し,READ # で読むデータの位置を変更します。
・指定した検索文字列に従い,ファイルエリア内のデータを検索し,ポインタを設定します。
・0 を指定した場合,"検索文字列" をデータの位置にします。
・1 を指定した場合,"検索文字列" を含む行の先頭をデータの位置にします。
・0 または 1 を省略した場合,0 となります。
・行番号を指定した場合,レコードが存在しない場合に指定した行に移動します。GOTO の記述は任意ですが,GOTO が存在しない場合,RENUM の対象外となります。

参照

  READ # (C), WRITE# (C)



RESUME

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
RESUME × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・エラー処理を終了してプログラムを再開します。

書式

         NEXT 
              
RESUME [│ 行番号 │]
              
        ラベル

説明

・RESUME のみの場合,エラーが発生したステートメントに戻ります。
・NEXT を指定した場合,エラーが発生した次のステートメントに移動します。
・行番号またはラベルを指定した場合,指定した行に移動します。

参照

  ON ERROR GOTO



RETURN

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
RETURN

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・サブルーチンを終了します。(呼び出し元に戻ります)

書式

RETURN

説明

・サブルーチンを呼んだコマンドの直後のコマンドへ復帰します。

参照

  GOSUB (C), GOSUB "LIB" (C)



RLINE

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
RLINE × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・相対座標により指定した2点間に線を印字します。

書式

RLINE [(式1, 式2)] - (式3, 式4) [, 式5] [, 式6] [, B]

説明

何もしません。(互換性維持のために存在します)



RUN

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
RUN

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・プログラムを実行します。

書式

(SHARP)
     行番号
RUN [│        │]
     ラベル

(CASIO)
      行番号 
             
RUN [│  ラベル  │]
             
     # エリア

説明

・行番号を省略した場合,プログラムの先頭行から実行します。
・指定した行番号が存在しない場合,エラーとなります。(SHARP)
・指定した行番号が存在しない場合,指定した行番号より大きくかつ一番近い行から実行します。(CASIO)
・エリアとは,プログラムエリア番号のことです。0 〜 9 を指定します。(CASIO)
・開いているファイルをすべて閉じます。
・数値固定変数以外の変数は,クリアします。(SHARP)
・変数は,クリアされません。(CASIO)

<例>

>RUN 10

>RUN *START

参照

  GOTO (C)



SAVE

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
SAVE

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
×

機能

・プログラムを保存します。

書式

SAVE

     "[デバイス名:]ファイル名"  ┌ A
SAVE                           [,   ]
               OPEN             └ U

説明

・プログラムにファイル名をつけて保存します。
・すでに同じファイルが存在する場合,上書きします。
・デバイス名または「OPEN」以降を省略した場合,"COM:" (SHARP) または "COM0:" (CASIO) 指定となります。
・「OPEN」を指定した場合,ファイルを保存するためのダイアログボックスを表示します。
・「, A」を指定した場合,テキスト形式 (ASCII/Shift JIS) で保存します。
・「, U」を指定した場合,テキスト形式 (Unicode) で保存します。
・指定しない場合,中間言語形式で保存します。
・デバイス名を省略した場合,直前のファイル関係で指定したデバイス名になります。
・ファイル名の拡張子を省略した場合,拡張子 "BAS" を追加します。拡張子を追加したくない場合,ファイル名の最後にピリオドを指定してください。

<例>

SAVE "A"  → "A.BAS" として保存します。

SAVE "A." → "A" として保存します。

参照

  LOAD (C), MERGE (C)



SAVE #

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
SAVE

実行可/不可

ターゲット モード
PRO CAL BAS TXT
SHARP × × × ×
CASIO

機能

・データバンクエリア "F0" のデータをファイルに保存します。

書式

SAVE # "[デバイス名:]ファイル名"

説明

・データバンクエリア "F0" のデータを指定したファイルに保存します。
・ASCII 形式で保存します。

参照

  LOAD # (C)



SAVE M

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
SAVE

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・機械語プログラムを保存します。

書式

SAVE M "[デバイス名:]ファイル名", 開始アドレス, 終了アドレス

       [, 格納開始アドレス]

説明

・機械語プログラムにファイル名をつけて,指定した開始アドレスから終了アドレスまでのデータを書き込みます。
・「, 実行開始アドレス」を指定して SAVE コマンドを実行後,LOAD M コマンドで読み込んだ場合,自動実行が可能になります。

参照

  LOAD M (C), POKE (C)



SET,_SET (SHARP)

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
SET × ×
_SET

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
×

機能

・ファイルの属性を変更します。

書式

SET "[デバイス名:]ファイル名", "属性"

説明

・属性として "P" を指定した場合,指定したファイルを読み取り専用にします。
・属性として " " を指定した場合,指定したファイルの読み取り専用を解除します。
・ファイル名には,ワイルドカード (検索する際にどんなパターンにもマッチする特殊文字) を使用できます。
・使用できるワイルドカードは,以下の通りです。

ワイルドカード 説明
* 任意の長さ (長さが 0 の場合を含む) の任意の文字
? 任意の1文字



SET,_SET (CASIO)

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
SET × ×
_SET

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・数値の出力形式を指定します。

書式

    F 桁数指定
              
SET E 桁数指定
              
        N     

説明

・数値を表示またはファイルに出力する場合,小数点以下の桁数や有効桁数を指定します。

種類 説明 桁数指定
F 小数点以下の桁数 0 〜 19
E 有効桁数 0 〜 20 (0 を指定した場合,10 となります)
N 指定解除 (使用しません)

・桁数指定は,以下の通りです。

<SET F0 〜 F19 の場合>

小数点以下の桁数 (0 〜 19) を指定します。(整数表示,小数表示,1 未満の指数表示の場合のみ有効となります)

>SET F3
>PRINT 1/3
 0.333
>PRINT 123.4
 123.400
>PRINT 1E-11
 0.000
>

>SET F0
>PRINT 2/3
 1
>PRINT 0.1
 0
>

(1 以上の指数表示の場合,設定を無視します)

>SET F3
>PRINT 1E+10
 1E+10
>

<SET E1 〜 E20 の場合>

有効桁数 (1 〜 20) を指定します。(表示する値に関係なく,常に指数表示となります)

>SET E3
>PRINT 2/3
 6.67E-01
>PRINT 10
 1.00E+01
>

<SET E0 の場合>

有効桁数 (10) を指定します。(表示する値に関係なく,常に指数表示となります)

>SET E0
>PRINT 2/3
 6.666666667E-01
>

参照

  PRINT (C)



SORGN

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
SORGN × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・プリンタのペンの原点を指定します。

書式

SORGN

説明

何もしません。(互換性維持のために存在します)



STAT

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
STAT × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・統計データを入力します。(または初期化します)

書式

STAT

STAT Xデータ [, Yデータ] [; 度数]

STAT CLEAR

説明

・Xデータを省略した場合,前回のXデータの値となります。
・Yデータを省略した場合,前回のYデータの値となります。
・度数を省略した場合,1となります。
・STAT CLEAR を指定した場合,統計処理機能を初期化します。

参照

  CNT (N), COR (N), EOX (N), EOY (N), LRA (N), LRB (N), MEANX (N), MEANY (N), SDX (N), SDXN (N), SDY (N), SDYN (N), SUMX (N), SUMX2 (N), SUMXY (N), SUMY (N), SUMY2 (N)



STOP

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
STOP

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・プログラムの実行を一時停止させます。

書式

STOP

説明

・プログラムの実行を一時停止し,コマンド入力待ちになります。
・IF 〜 THEN または ELSE に書くことはできません。

参照

  CONT (C)



SWAP

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
SWAP × × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・二つの変数の内容を入れ替えます。

書式

SWAP 変数1, 変数2

説明

・指定した二つの変数の内容を入れ替えます。
・数値変数と文字変数を入れ替えることはできません。

参照

  LET (C)



SWITCH

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
SWITCH × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・変数の値に従って,いくつかの処理のうちの一つを実行します。

書式

SWITCH 変数

説明

・変数の値を CASE の数値 (または文字) と比較し,一致した場合,CASE 以降の処理を実行します。処理の範囲は,次の CASE, DEFAULT, ENDSWITCH までです。一つの処理を実行すると,ENDSWITCH に移動します。
・変数の値がどの CASE とも一致しない場合,DEFAULT に移動します。DEFAULT を省略している場合,ENDSWITCH に移動します。
・SWITCH と ENDSWITCH は対で使用します。
・マルチステートメントとして使用しないでください。

参照

  CASE (C), ENDSWITCH (C), SWITCH (C)



SYSTEM,_SYSTEM

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
SYSTEM × × × ×
_SYSTEM

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
×

機能

・システム情報を表示します。

書式

SYSTEM

説明

・システム情報は,以下の通りです。

角度単位

表示 説明
DEGREE (ANGLE 0)
RADIAN (ANGLE 1) ラジアン
GRAD (ANGLE 2) グラード

計算モード

表示 説明
DEFSNG 単精度計算モード
DEFDBL 倍精度計算モード
DEFCPX 複素数計算モード

暗黙の変数型

表示 説明
DEFBYTE [ A, B, ... Z, _ ] バイト型の固定数値変数
DEFSHT [ A, B, ... Z, _ ] 短整数型の固定数値変数
DEFLNG [ A, B, ... Z, _ ] 長整数型の固定数値変数
DEFSNG [ A, B, ... Z, _ ] 単精度実数型の固定数値変数
DEFDBL [ A, B, ... Z, _ ] 倍精度実数型の固定数値変数
DEFCPX [ A, B, ... Z, _ ] 複素数型の固定数値変数

印字モード

表示 説明
PRINT=PRINT PRINT コマンドを LPRINT コマンドに置き換えません。
PRINT=LPRINT PRINT コマンドを LPRINT コマンドに置き換えます。
(※) 実際には,何もしません。(互換性維持のために存在します)

ターゲット

表示 説明
TARGET$="DEFAULT" デフォルト (PC-E650 の上位互換です)
TARGET$="PC-E500"
TARGET$="PC-E650" PC-E500 の上位互換です。
TARGET$="PC-E200"
TARGET$="PC-G850" PC-E200 の上位互換です。
TARGET$="FX-860P"
TARGET$="FX-870P" FX-860P の上位互換です。
TARGET$="FX-890P" FX-870P の上位互換です。

数式記憶

表示
CALC$="数式記憶文字列"

トレースモード

表示 説明
TRON トレースモード設定
TROFF トレースモード解除

セグメントベースアドレス

表示
DEFSEG=(セグメントベースアドレス)



SYSTEMF

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
SYSTEMF × × × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
×

機能

・ファイルエリアの使用バイト数を表示します。

書式

SYSTEMF

説明

・ファイルエリア ("F0" 〜 "F9") の使用バイト数を表示します。

参照

  SYSTEM (C), SYSTEMP (C)



SYSTEMP

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
SYSTEMP × × × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
×

機能

・プログラムエリアの使用バイト数を表示します。

書式

SYSTEMP

説明

・プログラムエリア ("P0" 〜 "P9") の使用バイト数を表示します。

参照

  SYSTEM (C), SYSTEMF (C)



TARGET$ =,_TARGET$ =

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
TARGET$ × × × × × × ×
_TARGET$

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
×

機能

・ターゲットを指定します。

書式

TARGET$ = "ターゲット"

説明

・実行対象となるターゲットを指定します。
・指定可能なターゲットは,以下の通りです。

ターゲット メーカ 説明
DEFAULT SHARP デフォルト (PC-E650 の上位互換です)
PC-E500
PC-E650 PC-E500 の上位互換です。
PC-E200
PC-G850 PC-E200 の上位互換です。
FX-860P CASIO
FX-870P FX-860P の上位互換です。
FX-890P FX-870P の上位互換です。

・以下の様な省略形も使用可能です。

ターゲット 省略形
DEFAULT "0" または ""
PC-E500 "1"
PC-E650 "2"
PC-E200 "3"
PC-G850 "4"
FX-860P "5"
FX-870P "6"
FX-890P "7"

・このコマンドは,内部で SET MODE INIT コマンドを実行します。
・このコマンドは,内部で USING コマンド (引数無し) を実行します。(SHARP)
・このコマンドは,内部で SET N コマンドを実行します。(CASIO)
・このコマンドは,開いているファイルをすべて閉じます。

参照

  SET MODE (C), TARGET$ (S)



TEXT,_TEXT (SHARP)

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
TEXT × × × × ×
_TEXT

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
×

機能

・TEXT モードに変更します。

書式

TEXT

説明

・プロンプトが "<" となります。
・プログラムの内部形式がテキスト形式に変更されます。

参照

  BASIC (C), CAL (C)



TEXT,_TEXT (CASIO)

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
TEXT × × × × ×
_TEXT

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
×

機能

・ファイルエリア番号を変更します。

書式

TEXT [ [#] エリア]

説明

・エリア (ファイルエリア番号) には,0 〜 9 を指定します。
・エリア (ファイルエリア番号) を省略した場合,最後に使用したファイルエリア番号を使用します。
・プロンプトが "F?>" (? は,ファイルエリア番号) となります。
・プログラムの内部形式は,テキスト形式です。

参照

  BASIC (C), CAL (C)



TIMER =

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
TIMER × × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・タイマー変数の値を指定します。

書式

TIMER = タイマー変数

説明

・約0.1秒ごとに1ずつ加算されるタイマー変数の値を指定します。
・タイマー変数には,0 〜 65535 を指定してください。



TROFF

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
TROFF

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・プログラムのトレースを解除します。

書式

TROFF


説明

・トレースモードを中止します。

参照

  TRON (C)



TRON

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
TRON

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・プログラムのトレースを宣言します。

書式

TRON

説明

・トレースモードに切り替えます。
・トレースモードでは,これから実行する行番号を入力エリアに表示します。

参照

  TROFF (C)



UNTIL

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
UNTIL × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・REPEAT コマンドの後に使用します。

書式

UNTIL 条件式

説明

・REPEAT と UNTIL は対で使用します。
・詳しくは,REPEAT コマンドを参照ください。

参照

  REPEAT



USING

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
USING ×

実行可/不可

ターゲット モード
PRO CAL BAS TXT
SHARP
CASIO × × × ×

機能

・書式を指定します。

書式

USING ["書式"]

説明

・数値や文字を表示または印字する場合,その書式を指定します。
・PAUSE, PRINT, LPRINT で使用します。
・PAUSE, PRINT, LPRINT 内部で使用すると,そのコマンドで出力される数値や文字に対してだけ働きます。
・"書式" を省略した場合,指定を解除します。

<数値書式について>

 

項目 説明
(1) 整数部桁数 2 〜 21 桁 (22 桁以上の指定は,21 桁となります) 数値が指定桁より少ない場合,その分だけ空白表示となります。多い場合,エラーとなります。
(2) カンマ指定 数値の 3 桁区切りとして指定します。整数部の # の途中または最後に指定します。カンマ自身も整数部桁数に含めます。
(3) 小数点指定 整数部と小数部の区切りとして指定します。
(4) 小数部桁数 0 〜 20 桁 (21 桁以上の指定は,20 桁となります (指数指定の場合,20 桁以上の指定は,19 桁となります)) 数値が指定桁より少ない場合,その分だけ 0 表示となります。多い場合,その分だけ切り捨てられます。
(5) 指数指定 仮数部の整数部桁数は,常に 2 桁 (符号を含む) となります。複数指定 (例:^^^^) した場合,一つのみ有効とします。

<文字書式について>

 

項目 説明
(1) 文字桁数 文字が指定桁より少ない場合,その分だけ空白表示となります。多い場合,その分だけ切り捨てられます。

・USING の処理結果について

使用例 数値書式 文字書式
USING 初期化
USING "" 初期化
USING "###.#" "###.#" 変更無し
USING "&&&" 変更無し "&&&"
USING "###.#&&&" "###.#" "&&&"
USING "A" エラー (※)
(※) 数値書式/文字書式は,変更無しとなります。

参照

  LPRINT (C), MDF (N), PAUSE (C), PRINT (C)



VAR LIST,_VAR LIST

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
VAR × × × ×
_VAR

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
×

機能

・使用している変数を表示します。

書式

VAR LIST

説明

・使用している変数の一覧を表示します。



WAIT (SHARP)

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
WAIT × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・プログラムの停止時間を指定します。

書式

WAIT [数式]

説明

・数式を省略した場合,PRINT または GPRINT コマンドの実行後,キー入力待ちになります。
・数式を指定した場合,PRINT または GPRINT コマンドによるプログラムの停止時間を指定します。
・数式の範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 0 〜 65535
(小数部は,切り捨てます)
短整数型
長整数型
単精度実数型
倍精度実数型
複素数型 使用できません。

・数式が 1 の場合,約 1 / 59 秒に相当します。
・WAIT コマンドが影響するコマンドは,以下の通りです。

コマンド
GPRINT, LINE, PRESET, PRINT, PSET

・デフォルトは,WAIT 0 です。

参照

  GPRINT (C), LINE (C), PRESET (C), PRINT (C), PSET (C)



WAIT (CASIO)

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
WAIT × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT

機能

・プログラムを一定時間停止させます。

書式

WAIT 数式

説明

・数式の範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 0 〜 65535
(小数部は,切り捨てます)
短整数型
長整数型
単精度実数型
倍精度実数型
複素数型 使用できません。

・数式が 1 の場合,約 1/10 秒に相当します。



WEND

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
WEND × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・WHILE コマンドの後に使用します。

書式

WEND

説明

・WHILE と WEND は対で使用します。
・詳しくは,WHILE コマンドを参照してください。

参照

  WHILE (C)



WHILE

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
WHILE × × × × ×

実行可/不可

モード
PRO CAL BAS TXT
× × ×

機能

・WHILE と WEND の間を (指定した条件を満たしている間) 繰り返します。

書式

WHILE 条件式

説明

・WHILE 文において,条件式の判断をし,条件が成立している場合,WHILE 〜 WEND の間を繰り返し実行します。条件が成立しなかった場合,繰り返しを終了します。
・WHILE と WEND は対で使用します。

参照

  WEND (C)



WRITE#

認識

コマンド ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
WRITE# × × × × ×

実行可/不可

ターゲット モード
PRO CAL BAS TXT
SHARP × × × ×
CASIO × × ×

機能

・ファイルエリア ("F0" 〜 "F9") のデータを書き込みます。

書式

WRITE# [メモデータ [, メモデータ] ]
                  └──────┘
                      繰返し可

説明

・現在,RESTORE # で指定されているファイルエリアのデータの位置から順に,メモデータを書き込みます。
・メモデータを省略した場合,現在のレコード (行) を消去します。
・"WRITE" と "#" の間を空けることはできません。

参照

  READ # (C), RESTORE # (C)


最終更新日:2019年1月23日
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