PB-Prog > 資料 TenBASIC Version 1.0.5 オンラインマニュアル > 6. 言語仕様 > 6-2. 数値関数



書式の見方

数値関数を実行するためには,以下の条件を満たす必要があります。
・数値関数を認識していること。(認識していない場合,変数として扱われます)

認識について

種類 説明
DE ターゲットが DEFAULT の場合における数値関数の認識
(●:認識する (数値関数), ×:認識しない (変数))
E5 ターゲットが PC-E500 の場合における数値関数の認識
(●:認識する (数値関数), ×:認識しない (変数))
E6 ターゲットが PC-E650 の場合における数値関数の認識
(●:認識する (数値関数), ×:認識しない (変数))
E2 ターゲットが PC-E200 の場合における数値関数の認識
(●:認識する (数値関数), ×:認識しない (変数))
G8 ターゲットが PC-G850 の場合における数値関数の認識
(●:認識する (数値関数), ×:認識しない (変数))
F6 ターゲットが FX-860P の場合における数値関数の認識
(●:認識する (数値関数), ×:認識しない (変数))
F7 ターゲットが FX-870P の場合における数値関数の認識
(●:認識する (数値関数), ×:認識しない (変数))
F9 ターゲットが FX-890P の場合における数値関数の認識
(●:認識する (数値関数), ×:認識しない (変数))

書式について

[ ] ... かっこ内は,省略することができます。

A
  ... A または B を,選択します。
B

参照について

種類 説明
(C) コマンド
(N) 数値関数
(S) 文字関数
(O) 演算子
(E) その他



ABS

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
ABS

機能

・絶対値を返します。

書式

ABS 数式

説明

・数式の符号を取り除きます。
・ABS -1, ABS 1 の場合,1 を返します。
・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 数式の型の範囲となります。
倍精度実数型
複素数型

参照

  SGN (N)



ACS

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
ACS

機能

・逆余弦関数の値を返します。

書式

ACS 数式

説明
     -1
・cos  x (arccos x) の値を返します。
・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 1 < x < 1
倍精度実数型
複素数型 数式の型の範囲となります。

・値は,以下の範囲で返します。

<角度単位が DEGREE の場合>

数式の型 返す値
単精度実数型 0 ≦ x ≦ 180
倍精度実数型

<角度単位が RADIAN の場合>

数式の型 返す値
単精度実数型 0 ≦ x ≦ π
倍精度実数型

<角度単位が GRAD の場合>

数式の型 返す値
単精度実数型 0 ≦ x ≦ 200
倍精度実数型

参照

  ANGLE (C), ASN (N), ATN (N), COS (N), DEGREE (C), GRAD (C), RADIAN (C), SIN (N), TAN (N)



AER

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
AER × × × × ×

機能

・数式記憶 (AER) で登録した数式を実行します。

書式

AER 登録番号 [(数式, 数式, ...)]

説明

・AER で登録した番号を指定した場合,その数式を呼び出し実行します。
・記述した数式の数と呼び出す式の数が一致しない場合,エラーとなります。

参照

  AEGET$ (S), AESET (C), LIST AER (C)



AHC

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
AHC × × ×

機能

・逆双曲線余弦関数の値を返します。

書式

AHC 数式

説明
      -1
・cosh  x (arccosh x) の値を返します。

    -1                 2
cosh  (x) = ln(x + √(x - 1))

参照

・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 1 ≦ x < 1E+50
倍精度実数型
複素数型 数式の型の範囲となります。

参照

  AHS (N), AHT (N), HCS (N), HSN (N), HTN (N)



AHS

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
AHS × × ×

機能

・逆双曲線正弦関数の値を返します。

書式

AHS 数式

説明
      -1
・sinh  x (arcsinh x) の値を返します。

    -1                 2
sinh  (x) = ln(x + √(x + 1))

・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 1 ≦ x < 1E+50
倍精度実数型
複素数型 数式の型の範囲となります。

参照

  AHC (N), AHT (N), HCS (N), HSN (N), HTN (N)



AHT

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
AHT × × ×

機能

・逆双曲線正接関数の値を返します。

書式

AHT 数式

説明
      -1
・tanh  x (arctanh x) の値を返します。

    -1        1       1 + x
tanh  (x) = ── ln(────)
              2       1 - x

・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 |x| < 1
倍精度実数型
複素数型 数式の型の範囲となります。

参照

  AHC (N), AHS (N), HCS (N), HSN (N), HTN (N)



ANS,_ANS

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
ANS × × × × × × ×
_ANS

機能

・CAL モードにて前回計算した値を返します。

書式

ANS

説明

・CAL モードにて前回計算した値を返します。

参照

  CAL (C)



ARG

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
ARG × × × × × × ×

機能

・複素数の偏角を返します。

書式

ARG 数式

説明

・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 計算範囲
バイト型 使用できません。
短整数型
長整数型
単精度実数型
倍精度実数型
複素数型 数式の型の範囲となります。

参照

  ABS (N), POL (N), REC (N)



ASC

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
ASC

機能

・文字式のキャラクターコードを返します。

書式

ASC 文字式

説明

・文字式をキャラクターコードに変換します。
・文字式が 2 文字以上指定されている場合,先頭の 1 文字を変換します。

参照

  CHR$ (S)



ASN

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
ASN

機能

・逆正弦関数の値を返します。

書式

ASN 数式

説明
     -1
・sin  x (arcsin x) の値を返します。
・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 1 < x < 1
倍精度実数型
複素数型 数式の型の範囲となります。

・値は,以下の範囲で返します。

<角度単位が DEGREE の場合>

数式の型 返す値
単精度実数型 -90 ≦ x ≦ 90
倍精度実数型

<角度単位が RADIAN の場合>

数式の型 返す値
単精度実数型    π           π
- ── ≦ x ≦ ──
   2           2
倍精度実数型

<角度単位が GRAD の場合>

数式の型 返す値
単精度実数型 -100 ≦ x ≦ 100
倍精度実数型

参照

  ACS (N), ANGLE (C), ATN (N), COS (N), DEGREE (C), GRAD (C), RADIAN (C), SIN (N), TAN (N)



ATN

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
ATN

機能

・逆正接関数の値を返します。

書式

ATN 数式

説明
     -1
・tan  x (arctan x) の値を返します。
・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 |x| < 1E+100
倍精度実数型
複素数型 数式の型の範囲となります。

・値は,以下の範囲で返します。

<角度単位が DEGREE の場合>

数式の型 返す値
単精度実数型 -90 ≦ x ≦ 90
倍精度実数型

<角度単位が RADIAN の場合>

数式の型 返す値
単精度実数型    π           π
- ── ≦ x ≦ ──
   2           2
倍精度実数型

<角度単位が GRAD の場合>

数式の型 返す値
単精度実数型 -100 ≦ x ≦ 100
倍精度実数型

参照

  ACS (N), ANGLE (C), ASN (N), COS (N), DEGREE (C), GRAD (C), RADIAN (C), SIN (N), TAN (N)



CBYTE

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CBYTE × × × × × × ×

機能

・数式をバイト型に変換して返します。

書式

CBYTE 数式

説明

・数式をバイト型に変換します。
・数式の小数部は,切り捨てます。
・数式の範囲は,-128 〜 127 です。

参照

  CCPX (N), CDBL (N), CLNG (N), CSHT (N), CSNG (N), VARTYPE (N)



CCPX

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CCPX × × × × × × ×

機能

・実部と虚部を組み合わせた複素数を返します。

書式

CCPX (実部, 虚部)

説明

・実部または虚部には,バイト型,短整数型,長整数型,単精度実数型,倍精度実数型の数値のみ指定します。
・倍精度実数型の数値を指定した場合,倍精度実数型を保持します。それ以外の場合,単精度実数型を保持します。

参照

  CBYTE (N), CDBL (N), CLNG (N), CSHT (N), CSNG (N), VARTYPE (N)



CDBL

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CDBL × × × × × × ×

機能

・数式を倍精度実数型に変換して返します。

書式

CDBL 数式

説明

・数式を倍精度実数型に変換します。

参照

  CCPX (N), CBYTE (N), CLNG (N), CSHT (N), CSNG (N), VARTYPE (N)



CLNG

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CLNG × × × × × × ×

機能

・数式を長整数型に変換して返します。

書式

CLNG 数式

説明

・数式を長整数型に変換します。
・数式の小数部は,切り捨てます。
・数式の範囲は,-2147483648 〜 2147483647 です。

参照

  CCPX (N), CBYTE (N), CDBL (N), CSHT (N), CSNG (N), VARTYPE (N)



CNT

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CNT × × × × ×

機能

・統計処理したデータの個数を返します。

書式

CNT

説明

・STAT コマンドで入力した統計データの個数が CNT の値になります。

参照

  STAT (C)



CONJ

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CONJ × × × × × × ×

機能

・共役複素数を返します。

書式

CONJ 数式

説明

・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 計算範囲
バイト型 使用できません。
短整数型
長整数型
単精度実数型
倍精度実数型
複素数型 数式の型の範囲となります。

・2 + 3i の場合,2 - 3i を返します。
・2 - 3i の場合,2 + 3i を返します。



COR

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
COR × × × × ×

機能

・相関係数 (γ) を返します。

書式

COR

説明

・相関係数 (γ) の値は,以下の通りです。

                  n・(xy) - xy
COR = ──────────────────────
                   2       2          2       2
        √((n・(x) - (x)) (n・(y) - (y)))

                    CNT・SUMXY - SUMX・SUMY
    = ─────────────────────────
                              2                     2
        √((CNT・SUMX2 - (SUMX)) (CNT・SUMY2 - (SUMY)))

(n は,データの個数)

参照

  CNT (N), STAT (C), SUMX (N), SUMX2 (N), SUMXY (N), SUMY (N), SUMY2 (N)



COS

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
COS

機能

・余弦関数の値を返します。

書式

COS 数式

説明

・cos x の値を返します。
・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 |x| < 1E+10
倍精度実数型 |x| < 1D+20
複素数型 数式の型の範囲となります。

・|x| = 90°× n (n は,整数を示します) の場合,特異点となりこの近傍では誤差が累積し精度が悪くなります。

参照

  ACS (N), ANGLE (C), ASN (N), ATN (N), COS (N), DEGREE (C), GRAD (C), RADIAN (C), TAN (N)



CSHT

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CSHT × × × × × × ×

機能

・数式を短整数型に変換して返します。

書式

CSHT 数式

説明

・数式を短整数型に変換します。
・数式の小数部は,切り捨てます。
・数式の範囲は,-32768 〜 32767 です。

参照

  CCPX (N), CBYTE (N), CDBL (N), CLNG (N), CSNG (N), VARTYPE (N)



CSNG

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CSNG × × × × × × ×

機能

・数式を単精度実数型に変換して返します。

書式

CSNG 数式

説明

・数式を単精度実数型に変換します。

参照

  CCPX (N), CBYTE (N), CDBL (N), CLNG (N), CSHT (N), VARTYPE (N)



CUB

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CUB × × ×

機能

・三乗の値を返します。

書式

CUB 数式

説明

   3
・x の値を返します。
・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 x < 3√(1E+100)
倍精度実数型
複素数型 数式の型の範囲となります。

参照

  CUR (N)



CUR

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
CUR

機能

・立方根の値を返します。

書式

CUR 数式

説明

・3√x の値を返します。
・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 |x| < 1E+100
倍精度実数型
複素数型 数式の型の範囲となります。

参照

  CUB (N)



DECI

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
DECI × × × × ×

機能

・16進数を10進数に変換します。

書式

DECI 数式

説明

使用できません。(エラーとなります)
・DECI の代わりに &H を使用することを推奨します。

<代替案>

PRINT DECI A PRINT DECI &HA

Z = DECI A Z = &HA

参照

  &H (E), HEX (N)



DEFSEG

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
DEFSEG × × × ×

機能

・セグメントベースアドレスを返します。

書式

DEFSEG

説明

・PEEK, POKE を行う際の,セグメントベースアドレスを返します。(CASIO)
・詳しくは,DEFSEG = コマンドを参照してください。

参照

  DEFSEG = (C)



DEG (SHARP)

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
DEG

機能

・60進数を10進数に変換して返します。

書式

DEG 数式

説明

・60進数の度,分,秒と10進数の関係は,以下の通りです。

DEG 00.0000
    度 分秒

<例>

1 時間 20 分 15 秒を 1.3375 時間に変換します。

>DEG 1.2015
 1.3375
>

参照

  DEGR (N), DMS (N), DMS$ (S), VDEG (N)



DEG (CASIO)

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
DEG

機能

・60進数を10進数に変換して返します。

書式

DEG ( [, [, ] ])

説明

・60進数の度,分,秒と10進数の関係は,以下の通りです。

                             
DEG (, , ) = + ── + ───
                         60     3600

<例>

1 時間 20 分 15 秒を 1.3375 時間に変換します。

>DEG (1,20,15)
 1.3375
>

参照

  DEGR (N), DMS (N), DMS$ (S), VDEG (N)



DEGR

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
DEGR × × × × ×

機能

・60進数を10進数に変換して返します。

書式

DEGR 数式

説明

・60進数の度,分,秒と10進数の関係は,以下の通りです。

DEGR 00.0000
     度 分秒

<例>

1 時間 20 分 15 秒を 1.3375 時間に変換します。

>DEGR 1.2015
 1.3375
>

参照

  DEG (N), DMS (N), DMS$ (S), VDEG (N)



DMS

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
DMS × × ×

機能

・10進数を60進数に変換して返します。

書式

DMS 数式

説明

・10進数を60進数に変換します。
・DEGR の逆関数です。

<例>

1.3375 時間を 1 時間 20 分 15 秒に変換します。

>DMS 1.3375
 1.2015
>

参照

  DEG (N), DEGR (N), DMS$ (S), VDEG (N)



DSKF

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
DSKF × ×

機能

・ディスクの未使用領域の大きさを返します。

書式

DSKF デバイス番号

DSKF "デバイス名:"

説明

・指定するデバイスは,DEFDRV コマンドで定義する必要があります。
常に 0 を返します。(互換性維持のために存在します)
・デバイス番号とデバイス名の関連は,以下の通りです。

デバイス番号 デバイス名
1 X:
2 Y:
3 E:
4 F:
5 G:

参照

  DEFDRV (C)



EOF

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
EOF

機能

・ファイルの終わりを検出します。

書式

EOF ファイル番号

説明

・最後に達していれば,-1 (真) そうでなければ 0 (偽) を返します。
・ファイル番号をかっこで囲むことを推奨します。

<例>

EOF (1)



EOX

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
EOX × × × × ×

機能

・Yに対するXの推定値を返します。

書式

EOX 数式

説明

・Yに対するXの推定値は,以下の通りです。

          ^     y - LRA
EOX(y) = (x) = ─────
                  LRB

参照

  LRA (N), LRB (N), STAT (C)



EOY

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
EOY × × × × ×

機能

・Xに対するYの推定値を返します。

書式

EOY 数式

説明

・Xに対するYの推定値は,以下の通りです。

          ^
EOY(x) = (y) = LRA + x・LRB

参照

  LRA (N), LRB (N), STAT (C)



ERL

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
ERL × ×

機能

・エラーの発生行を返します。

書式

ERL

説明

・エラーが発生していない場合,0 を返します。
・プログラム実行中のエラーに限り,値は変化します。
・直接コマンドを実行した場合のエラーでは,値は変化しません。

参照

  ERN (N), ERR (N), ERROR (C), ERT$ (S), ON ERROR (C), RESUME (C)



ERN

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
ERN × × × × ×

機能

・エラー番号を返します。

書式

ERN

説明

・エラーが発生していない場合,0 を返します。
・プログラム実行中のエラーに限り,値は変化します。
・直接コマンドを実行した場合のエラーでは,値は変化しません。

参照

  ERL (N), ERR (N), ERROR (C), ERT$ (S), ON ERROR (C), RESUME (C)



ERR

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
ERR × × × ×

機能

・エラー番号を返します。

書式

ERR

説明

・エラーが発生していない場合,0 を返します。
・プログラム実行中のエラーに限り,値は変化します。
・直接コマンドを実行した場合のエラーでは,値は変化しません。

参照

  ERL (N), ERN (N), ERROR (C), ERT$ (S), ON ERROR (C), RESUME (C)



EVAL

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
EVAL × × × × ×

機能

・文字式を評価して数値を返します。

書式

EVAL 文字式

説明

・文字式には,変数や関数を含めることができます。

<例>

>A=50
>PRINT EVAL "LOG(A+50)"
 2
>

参照

  VAL (N), VALF (N)



EXP

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
EXP

機能

・自然指数の値を返します。

書式

EXP 数式

説明

   x
・e の値を返します。
・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 -1E+100 < x ≦230.2585092
倍精度実数型 -1E+100 < x ≦230.25850929940456840
複素数型 数式の型の範囲となります。

参照

  LN (N), LOG (N), TEN (N)



FACT

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
FACT

機能

・階乗の値を返します。

書式

FACT 数式

説明

・x! の値を返します。
・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 0 ≦ 数式 ≦ 69 (数式= 整数)
倍精度実数型
複素数型 使用できません。



FIX

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
FIX × × ×

機能

・値の整数部を返します。

書式

FIX 数式

説明

・符号は,引数の符号と一致します。
・12.345 の場合,12 を返します。
・-12.345 の場合,-12 を返します。
・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 数式の型の範囲となります。
倍精度実数型
複素数型 使用できません。

参照

  FRAC (N), INT (N)



FRAC

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
FRAC × × × ×

機能

・値の小数部を返します。

書式

FRAC 数式

説明

・符号は,引数の符号と一致します。
・12.345 の場合,0.345 を返します。
・-12.345 の場合,-0.345 を返します。
・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 数式の型の範囲となります。
倍精度実数型
複素数型 使用できません。

参照

  FIX (N), INT (N)



FRE

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
FRE

機能

・プログラムの空き容量を返します。

書式

    0
FRE  
    1

説明

・プログラムの空いている部分のバイト数を返します。
常に 32767 を返します。(互換性維持のために存在します)



HCS

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
HCS × × ×

機能

・双曲線余弦関数の値を返します。

書式

HCS 数式

説明

・cosh x の値を返します。

            x   -x
           e + e
cosh(x) = ────
             2

・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 -227.9559242 ≦x≦ 230.2585092
倍精度実数型 -227.95592420641052271 ≦ x ≦
 230.25850929940456840
複素数型 数式の型の範囲となります。

参照

  AHC (N), AHS (N), AHT (N), HSN (N), HTN (N)



HEX

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
HEX × × × × ×

機能

・10進数を16進数に変換します。

書式

HEX 数式

使用できません。(エラーとなります)
・HEX の代わりに HEX$ を使用することを推奨します。

<代替案>

PRINT HEX 10 PRINT HEX$ 10

B = HEX 10 B = 10

参照

  DECI (N), HEX$ (S)



HSN

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
HSN × × ×

機能

・双曲線正弦関数の値を返します。

書式

HSN 数式

説明

・sinh x の値を返します。

            x   -x
           e - e
sinh(x) = ────
             2

・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 -227.9559242 ≦x≦ 230.2585092
倍精度実数型 -227.95592420641052271 ≦ x ≦
 230.25850929940456840
複素数型 数式の型の範囲となります。

参照

  AHC (N), AHS (N), AHT (N), HCS (N), HTN (N)



HTN

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
HTN × × ×

機能

・双曲線正接関数の値を返します。

書式

HTN 数式

説明

・tanh x の値を返します。

            x   -x
           e - e
tanh(x) = ────
            x   -x
           e + e

・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 -227.9559242 ≦x≦ 230.2585092
倍精度実数型 -227.95592420641052271 ≦ x ≦
 230.25850929940456840
複素数型 数式の型の範囲となります。

参照

  AHC (N), AHS (N), AHT (N), HCS (N), HSN (N)



HYP

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
HYP × × × ×

機能

・双曲線関数の値を返します。

書式

HYP SIN 数式

HYP COS 数式

HYP TAN 数式

HYP ASN 数式

HYP ACS 数式

HYP ATN 数式

説明

・互換性のある関数は,以下の通りです。

関数名 説明 互換性のある関数
HYP SIN 双曲線正弦関数 HSN
HYP COS 双曲線余弦関数 HCS
HYP TAN 双曲線正接関数 HTN
HYP ASN 逆双曲線正弦関数 AHS
HYP ACS 逆双曲線余弦関数 AHC
HYP ATN 逆双曲線正接関数 AHT

・使用方法などは,互換性のある関数を参照してください。

参照

  AHC (N), AHS (N), AHT (N), HCS (N), HSN (N), HTN (N)



INP

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
INP × × × ×

機能

・カードエッジコネクタから1バイトのデータを読み込みます。

書式

INP ポートアドレス

説明

常に 0 を返します。(互換性維持のために存在します)



INPORT

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
INPORT × × × × × ×

機能

・指定したポートから1バイトのデータを入力します。

書式

INP ポート番号

説明

常に 0 を返します。(互換性維持のために存在します)



IMP

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
IMP × × × × × × ×

機能

・複素数の虚部を返します。

書式

IMP 数式

説明

・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 計算範囲
バイト型 使用できません。
短整数型
長整数型
単精度実数型
倍精度実数型
複素数型 数式の型の範囲となります。

参照

  REP (N)



INT

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
INT

機能

・引数を超えない最大の整数を返します。

書式

INT 数式

説明

・12.345 の場合,12 を返します。
・-12.345 の場合,-13 を返します。
・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 数式の型の範囲となります。
倍精度実数型
複素数型 使用できません。

参照

  FIX (N), FRAC (N)



LBOUND

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LBOUND × × × × × × ×

機能

・配列変数の添字の下限値を返します。

書式

LBOUND (変数名 [, 次元])

説明

・次元には,1 〜 4 を指定します。省略した場合,1 となります。
・配列変数の次元が足りない場合,-1 を返します。

<配列変数が宣言されていない場合>

>ERASE A
>PRINT LBOUND (A)
-1
>

<配列変数が1次元の場合>

>ERASE A
>DIM A(5)
>PRINT LBOUND (A,1)
 0
>PRINT LBOUND (A,2)
-1
>

<配列変数が4次元の場合>

>ERASE A
>DIM A(2,3,4,5)
>PRINT LBOUND (A,4)
 0
>PRINT LBOUND (A,5)
-1
>

参照

  DIM (C), REDIM (C), UBOUND (N)



LEN

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LEN

機能

・文字式の文字数を返します。

書式

LEN 文字式

説明

・文字式の文字数 (バイト数ではない) を返します。
・文字式が空文字 ("") の場合,0 となります。



LN

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LN

機能

・自然対数を返します。

書式

LN 数式

説明

・log x の値を返します。
     e
・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 1E-99 ≦ x <1E+100
倍精度実数型
複素数型 数式の型の範囲となります。

参照

  EXP (N), LOG (N), TEN (N)



LOC

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LOC × × × × ×

機能

・ファイル中での論理的な現在位置を返します。

書式

LOC ファイル番号

説明

・指定したファイルが,開いてから読み書きされたレコード数を返します。
・1 レコードは 256 バイトです。

参照

  LOF (N)



LOF

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LOF × × ×

機能

・指定したファイルの大きさを返します。

書式

LOF ファイル番号

説明

・指定したファイルの大きさを返します。

参照

  LOC (N)



LOG

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LOG

機能

・常用対数を返します。

書式

LOG 数式

説明

・log  x の値を返します。
     10
・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 1E-99 ≦ x <1E+100
倍精度実数型
複素数型 数式の型の範囲となります。

参照

  EXP (N), LN (N), TEN (N)



LRA

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LRA × × × × ×

機能

・一次回帰定数項を返します。

書式

LRA

説明

・一次回帰定数項の値は,以下の通りです。

       y - LRB・x     SUMY - LRB・SUMX
LRA = ──────── = ─────────
             n                   CNT

(n は,データの個数)

参照

  CNT (N), LRB (N), STAT (C), SUMX (N), SUMY (N)



LRB

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
LRB × × × × ×

機能

・一次回帰係数を返します。

書式

LRB

説明

・一次回帰係数の値は,以下の通りです。

        n・(xy) - xy       CNT・SUMXY - SUMX・SUMY
LRB = ──────────── = ─────────────
                 2       2                             2
          n・(x) - (x)           CNT・SUMX2 - (SUMX)

(n は,データの個数)

参照

  CNT (N), STAT (C), SUMX (N), SUMX2 (N), SUMXY (N), SUMY (N)



MDF

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
MDF × × × × ×

機能

・数値の端数処理を行い,その結果を返します。

書式

MDF (数式)

MDF (数式, n)

説明

・数式の結果の端数処理を行います。
・端数とは USING コマンドで指定された小数部の桁数の1桁下位の桁を示します。
・USING コマンドを指定後,MDF 数値関数を使用してください。
・n を省略した場合,端数を四捨五入します。
・n には,0 〜 9 を指定してください。
・n を指定した場合,n の値により切り捨て,切り上げ処理をする値を指定します。四捨五入する場合は n を 4 にします。

参照

  USING (C)



MEANX

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
MEANX × × × × ×

機能

・データXの平均値を返します。

書式

MEANX

説明

・データXの平均値は,以下の通りです。

             x           x
MEANX = (──) = (───)
             n          CNT

(n は,データの個数)

参照

  CNT (N), STAT (C)



MEANY

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
MEANY × × × × ×

機能

・データYの平均値を返します。

書式

MEANY

説明

・データYの平均値は,以下の通りです。

             y           y
MEANY = (──) = (───)
             n          CNT

(n は,データの個数)

参照

  CNT (N), STAT (C)



NCR

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
NCR

機能

・組合せを返します。

書式

NCR (数式1, 数式2)

説明

・物が並ぶ順番を無視して,それぞれの物は一回しか選べないときに有り得る組合せの数を求めます。
・数式1 には,n (選ぶ候補として考えている物の数) を設定します。
・数式2 には,r (選択の回数) を設定します。
・n には,整数を指定します。
・r には,整数を指定します。
・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
共通 NCR(n, r) < 1E+100
(n - r) < r の場合 (n - r) ≦ 69
(n - r) ≧ r の場合 r ≦ 69

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 0 ≦ r ≦ n < 1E+10
倍精度実数型 0 ≦ r ≦ n < 1D+20
複素数型 使用できません。

・与えられた n と r の値に対し,組合せの数 (combination) を返します。

                 n!
NCR(n, r) = ──────
             r!(n - r)!

<例>

3個 (A, B, C) のうち2個の順列を求めます。

                 3!
NCR(3, 2) = ────── = 3
             2!(3 - 2)!

一つ目の
選択
二つ目の
選択
順列 説明
A B (A,B)
A C (A,C)
B A ------ (A,B) と同じなので無視
B C (B,C)
C A ------ (A,C) と同じなので無視
C B ------ (B,C) と同じなので無視

参照

  FACT (N), NPR (N)



NOT (SHARP)

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
NOT

機能

・否定を返します。

書式

NOT 数式

説明

・数式には,-32768 〜 32767 の整数を指定します。(小数部は,切り捨てます)
・2進数において,否定は以下の値をとります。

NOT 1 = 0
NOT 0 = 1

・数式を2進数に変換後,各桁の否定をとります。その結果を10進数に変換します。
・AND, OR, XOR は,論理演算子ですが NOT は関数です。(SHARP)

参照

  AND (O), IF (C), OR (O), XOR (O)



NPR

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
NPR

機能

・順列を返します。

書式

NPR (数式1, 数式2)

説明

・物が並ぶ順番を考えていて,それぞれの物は一回しか選べないときに可能な並べ方の数を求めます。
・数式1 には,n (選ぶ候補として考えている物の数) を設定します。
・数式2 には,r (選択の回数) を設定します。
・n には,整数を指定します。
・r には,整数を指定します。
・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
共通 NPR(n, r) < 1E+100

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 0 ≦ r ≦ n < 1E+10
倍精度実数型 0 ≦ r ≦ n < 1D+20
複素数型 使用できません。

・与えられた n と r の値に対し,順列 (permutation) を返します。

                n!
NPR(n, r) = ─────
             (n - r)!

<例>

3個 (A, B, C) のうち2個の組合せを求めます。

                3!
NPR(3, 2) = ───── = 6
             (3 - 2)!

一つ目の
選択
二つ目の
選択
組合せ
A B (A,B)
A C (A,C)
B A (B,A)
B C (B,C)
C A (C,A)
C B (C,B)

参照

  FACT (N), NCR (N)



PEEK

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
PEEK

機能

・アドレスで指定したメモリの内容を返します。

書式

PEEK アドレス

説明

・返す値は,1バイト (&H00 〜 &HFF) です。
・指定可能なアドレスの範囲は,以下の通りです。

(SHARP)
アドレスの範囲
10 進数 16 進数
0 〜 1048575 &H0 〜 &HFFFFF

(CASIO)
アドレスの範囲
10 進数 16 進数
-32768 〜 -1 &H8000 〜&HFFFF
0 〜 65535 &H0 〜 &HFFFF

参照

  DEFSEG (N), DEFSEG = (C), POKE (C)



PI

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
PI

機能

・円周率を返します。

書式

PI

PI?

PI%

PI&

PI!

PI#

PI@

説明

・円周率 (3.14...) を返します。
・以下の値を返します。

数値関数 関数の型 返す値
PI (右記参照) DEFSNG が宣言されている場合,PI!
DEFDBL が宣言されている場合,PI#
DEFCPX が宣言されている場合,PI@
PI? バイト型 3?
PI% 短整数型 3%
PI& 長整数型 3&
PI! 単精度実数型 3.141592653589!
PI# 倍精度実数型 3.14159265358979323846264#
PI@ 複素数型 3.141592653589!+0i!

参照

  DEFCPX (C), DEFDBL (C), DEFSNG (C)



PIOGET

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
PIOGET × × × × × ×

機能

・入力ポートから8ビットのデータを読み込みます。

書式

PIOGET

説明

常に 0 を返します。(互換性維持のために存在します)



POINT

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
POINT × × ×

機能

・指定したドットの状態を読み取り,その内容を返します。

書式

POINT (式1, 式2)

説明

・返す値は,以下の通りです。

返す値 説明
1 ドット点灯
0 ドット消灯
-1 範囲外

・現在の背景色と同じ場合,0 (ドット消灯) となります。

参照

  PSET (C), PRESET (C)



POL

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
POL

機能

・直交座標を極座標に変換します。

書式

POL (数式1, 数式2)

説明

・直交座標 (x 座標, y 座標) を極座標 (距離 r, 角度 θ) に変換します。

 

・数式1 には,x 座標を設定します。
・数式2 には,y 座標を設定します。
・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 数式の型の範囲となります。
倍精度実数型 単精度実数型に変換して計算します。
複素数型 使用できません。

・単精度実数型の数値 (距離 r) を返します。
・実行後,単精度実数型の変数 Z に,角度 θを設定します。(SHARP)
・実行後,単精度実数型の変数 X に,距離 r を設定します。(CASIO)
・実行後,単精度実数型の変数 Y に,角度 θを設定します。(CASIO)

参照

  ABS (N), ARG (N), REC (N)



RAN

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
RAN × × × ×

機能

・乱数を返します。

書式

RAN # [(数式)]

説明

・(0 < RAN # < 1) の値を返します。
・引数が正の場合,同じ系列の関数を返します。
・引数が 0 の場合,前回発生した乱数と同じ値を返します。
・引数が負または省略の場合,別の系列に移行し,値を返します。

参照

  RND (N)



RCP

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
RCP × × ×

機能

・逆数を返します。

書式

RCP 数式

説明

・1 / x の値を返します。
・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 |x| < 1E+100 (x ≠ 0)
倍精度実数型
複素数型 数式の型の範囲となります。



REC

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
REC

機能

・極座標を直交座標に変換します。

書式

REC (数式1, 数式2)

説明

・極座標 (距離 r, 角度 θ) を 直交座標 (x 座標, y 座標) に変換します。

 

・数式1 には,距離 r を設定します。
・数式2 には,角度 θを設定します。
・距離 r の計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 数式の型の範囲となります。
倍精度実数型 単精度実数型に変換して計算します。
複素数型 使用できません。

・角度 θの計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 |角度 θ| < 1E+10
倍精度実数型 単精度実数型に変換して計算します。
複素数型 使用できません。

・単精度実数型の数値 (x 座標) を返します。
・実行後,単精度実数型の変数 Z に,y 座標を設定します。(SHARP)
・実行後,単精度実数型の変数 X に,x 座標を設定します。(CASIO)
・実行後,単精度実数型の変数 Y に,y 座標を設定します。(CASIO)

参照

  ABS (N), ARG (N), POL (N)



REP

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
REP × × × × × × ×

機能

・複素数の実部を返します。

書式

REP 数式

説明

・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 計算範囲
バイト型 使用できません。
短整数型
長整数型
単精度実数型
倍精度実数型
複素数型 数式の型の範囲となります。

参照

  IMP (N)



RND

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
RND × × ×

機能

・乱数を返します。

書式

RND 数式

説明

・引数が正の場合,(1 ≦ RND x ≦ x) の値を返します。
・引数が負の場合,直前に発生した乱数と同じ乱数を返します。
・引数が 0 から 1 未満の場合,(0 < RND x < 1) の値を返します。

参照

  RANDOMIZE (C)



ROUND

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
ROUND × × × ×

機能

・指定した値で丸めた値を返します。

書式

ROUND (数式1, 数式2 [, 数式3])

説明

・数式1 の値を数式2 の桁位置で丸めます。
・数式2 には,-99 〜 99 を指定します。
・数式3 にて,切り捨て/切り上げの単位を指定します。
・数式3 には,-1 〜 9 を指定します。
・数式3 以下の場合,切り捨て。数式3 より大きい場合,切り上げとなります。

<例>

数式3 切り捨て 切り上げ 説明
-1 (無し) 0 〜 9 無条件切り捨て
0 0 1 〜 9 --------------
4 0 〜 4 5 〜 9 四捨五入
9 0 〜 9 (無し) 無条件切り上げ

・数式3 を省略した場合,4 (四捨五入) となります。

参照

  MDF (N)



SDX

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
SDX × × × × ×

機能

・Xデータの標本標準偏差を返します。

書式

SDX

説明

・Xデータの標本標準偏差の値は,以下の通りです。

                          2       2                            2
                   n・(x) - (x)          CNT・SUMX2 - (SUMX)
SDX = Xбn-1 = √(─────────) = √(───────────)
                       n (n - 1)                CNT (CNT - 1)

(n は,データの個数)

                 2       2
          n・(x) - (x)
ただし,(─────────) が負数の場合,0 とする。
              n (n - 1)

参照

  CNT (N), STAT (C), SUMX (N), SUMX2 (N)



SDXN

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
SDXN × × × × ×

機能

・Xデータの母標準偏差を返します。

書式

SDXN

説明

・Xデータの母標準偏差の値は,以下の通りです。

                         2       2                            2
                  n・(x) - (x)          CNT・SUMX2 - (SUMX)
SDXN = Xбn = √(─────────) = √(───────────)
                          2                           2
                         n                         CNT

(n は,データの個数)

                 2       2
          n・(x) - (x)
ただし,(─────────) が負数の場合,0 とする。
                  2
                 n

参照

  CNT (N), STAT (C), SUMX (N), SUMX2 (N)



SDY

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
SDY × × × × ×

機能

・Yデータの標本標準偏差を返します。

書式

SDY

説明

・Yデータの標本標準偏差の値は,以下の通りです。

                          2       2                            2
                   n・(y) - (y)          CNT・SUMY2 - (SUMY)
SDY = Yбn-1 = √(─────────) = √(───────────)
                       n (n - 1)                CNT (CNT - 1)

(n は,データの個数)

                 2       2
          n・(y) - (y)
ただし,(─────────) が負数の場合,0 とする。
              n (n - 1)

参照

  CNT (N), STAT (C), SUMY (N), SUMY2 (N)



SDYN

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
SDYN × × × × ×

機能

・Yデータの母標準偏差を返します。

書式

SDYN

説明

・Yデータの母標準偏差の値は,以下の通りです。

                         2       2                            2
                  n・(y) - (y)          CNT・SUMY2 - (SUMY)
SDYN = Yбn = √(─────────) = √(───────────)
                          2                           2
                         n                         CNT

(n は,データの個数)

                 2       2
          n・(y) - (y)
ただし,(─────────) が負数の場合,0 とする。
                  2
                 n

参照

  CNT (N), STAT (C), SUMY (N), SUMY2 (N)



SGN

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
SGN

機能

・符号化した数値を返します。

書式

SGN 数式

説明

・数式が負数の場合,-1 を返します。
・数式が 0 の場合,0 を返します。
・数式が正数の場合,1 を返します。
・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 数式の型の範囲となります。
倍精度実数型
複素数型

参照

  ABS (N)



SIN

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
SIN

機能

・正弦関数の値を返します。

書式

SIN 数式

説明

・sin x の値を返します。
・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 |x| < 1E+10
倍精度実数型 |x| < 1D+20
複素数型 数式の型の範囲となります。

・|x| = 90°× n (n は,整数を示します) の場合,特異点となりこの近傍では誤差が累積し精度が悪くなります。

参照

  ACS (N), ANGLE (C), ASN (N), ATN (N), COS (N), DEGREE (C), GRAD (C), RADIAN (C), TAN (N)



SQR

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
SQR

機能

・平方根の値を返します。

書式

SQR 数式

説明

・√x の値を返します。
・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 0 ≦ x < 1E+100
倍精度実数型
複素数型 数式の型の範囲となります。

参照

  SQU (N)



SQU

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
SQU × × ×

機能

・二乗の値を返します。

書式

SQU 数式

説明

   2
・x の値を返します。
・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 |x| < 1E+50
倍精度実数型
複素数型 数式の型の範囲となります。

参照

  SQR (N)



SUMX

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
SUMX × × × × ×

機能

・データXの和を返します。

書式

SUMX

説明

・データXの和は,以下の通りです。

SUMX = x

参照

  STAT (C)



SUMX2

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
SUMX2 × × × × ×

機能

・データXの二乗和を返します。

書式

SUMX2

説明

・データXの二乗和は,以下の通りです。

            2
SUMX2 = (x)

参照

  STAT (C)



SUMXY

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
SUMXY × × × × ×

機能

・データXとデータYの積和を返します。

書式

SUMXY

説明

・データXとデータYの積和は,以下の通りです。

SUMXY = (xy)

参照

  STAT (C)



SUMY

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
SUMY × × × × ×

機能

・データYの和を返します。

書式

SUMY

説明

・データYの和は,以下の通りです。

SUMY = y

参照

  STAT (C)



SUMY2

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
SUMY2 × × × × ×

機能

・データYの二乗和を返します。

書式

SUMY2

説明

・データYの二乗和は,以下の通りです。

            2
SUMY2 = (y)

参照

  STAT (C)



TAN

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
TAN

機能

・正接関数の値を返します。

書式

TAN 数式

説明

・tan x の値を返します。
・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 |x| < 1E+10
倍精度実数型 |x| < 1D+20
複素数型 数式の型の範囲となります。

・ただし,以下の場合を除きます。

角度単位 計算範囲
|x| = 90(2n - 1)
ラジアン        PI
|x| = ──(2n - 1)
       2
グラード |x| = 100(2n - 1)
(n は,整数を示します)

・|x| = 90°× n (n は,整数を示します) の場合,特異点となりこの近傍では誤差が累積し精度が悪くなります。

参照

  ACS (N), ANGLE (C), ASN (N), ATN (N), COS (N), DEGREE (C), GRAD (C), RADIAN (C), SIN (N)



TEN

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
TEN × × ×

機能

・常用指数の値を返します。

書式

TEN 数式

説明

    x
・10 の値を返します。
・計算範囲は,以下の通りです。

数式の型 数式の範囲
バイト型 単精度実数型に変換して計算します。
短整数型
長整数型
単精度実数型 -1E+100 ≦ x <100
倍精度実数型
複素数型 数式の型の範囲となります。

参照

  EXP (N), LN (N), LOG (N)



TIMER

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
TIMER × × × × × ×

機能

・タイマー変数の値を返します。

書式

TIMER

説明

・約0.1秒ごとに1ずつ加算されるタイマー変数の値を返します。



UBOUND

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
UBOUND × × × × × × ×

機能

・配列変数の添字の上限値を返します。

書式

UBOUND (変数名 [, 次元])

説明

・次元には,1 〜 4 を指定します。省略した場合,1 となります。
・配列変数の次元が足りない場合,-1 を返します。

<配列変数が宣言されていない場合>

>ERASE A
>PRINT UBOUND (A)
-1
>

<配列変数が1次元の場合>

>ERASE A
>DIM A(5)
>PRINT UBOUND (A,1)
 5
>PRINT UBOUND (A,2)
-1
>

<配列変数が4次元の場合>

>ERASE A
>DIM A (2,3,4,5)
>PRINT UBOUND (A,4)
 5
>PRINT UBOUND (A,5)
-1
>

参照

  DIM (C), REDIM (C), LBOUND (N)



VAL

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
VAL

機能

・文字式を数値に変換して返します。

書式

VAL 文字式

説明

・文字式をキャラクターコードに変換します。文字式が 1 文字以上指定されている場合,先頭の 1 文字を変換します。

参照

  EVAL (N), STR$ (S), VALF (N)



VALF

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
VALF × × × ×

機能

・文字式を評価して数値を返します。

書式

VALF 文字式

・文字式には,変数や関数を含めることができます。

<例>

>A=50
>PRINT VALF "LOG(A+50)"
 2
>

参照

  EVAL (N), VAL (N)



VARTYPE

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
VARTYPE × × × × × × ×

機能

・数式の型を返します。

書式

VALTYPE 数式

説明

・返す値は,以下の通りです。

返す値 種類
1 バイト型
2 短整数型
3 長整数型
4 単精度実数型
5 倍精度実数型
6 複素数型

参照

  CCPX (N), CBYTE (N), CDBL (N), CLNG (N), CSHT (N), CSNG (N)



VDEG

認識

数値関数 ターゲット
SHARP CASIO
DE E5 E6 E2 G8 F6 F7 F9
VDEG × × × × × ×

機能

・60進数の文字列 (度・分・秒) の文字列を10進数 (度) に変換します。

書式

VDEG 文字式

説明

・60進数の度,分,秒と10進数の関係は,以下の通りです。

VDEG 00.0000
     度 分秒

<例>

1 時間 20 分 15 秒を 1.3375 時間に変換します。

>VDEG "1.2015"
 1.3375
>

参照

  DEG (N), DEGR (N), DMS (N), DMS$ (S)


最終更新日:2019年1月23日
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