PB-Prog > 資料 TenBASIC Version 1.0.5 オンラインマニュアル > 2. 基本操作



2-1. 使用方法 (Windows 版)

画面下部の入力エリアからコマンドを入力します。入力後,[Enter] キーを押す (または,ENTERボタンを押す) ことによりコマンドを実行します。
入力エリア

ウィンドウ右上の閉じるボタンをクリックすると,TenBASIC を終了します。
システムメニュー

画面を押し続けているとポップアップメニューを表示します。
ポップアップメニュー
拡大率を選択した場合,次回起動時から指定した倍率で表示します。

ステータスバーを選択した場合,画面上部にステータスバーを表示します。
ステータスバー

ステータスバーの内容は,以下の通りです。
表示 説明
SNG 計算モードです。

SNG ... 単精度計算モード
DBL ... 倍精度計算モード
CPX ... 複素数計算モード

DEFSNG, DEFDBL, DEFCPX コマンドを使用することにより変更できます。
DEG 角度指定です。

DEG  ... 度
RAD  ... ラジアン
GRAD ... グラード

ANGLE, DEGREE, RADIAN, GRAD コマンドを使用することにより変更できます。
0,0 画面左上の座標 (X,Y) を表示します。
DEFAULT 動作モードです。

SHARP 系
・DEFAULT, PC-E500, PC-E650
・PC-E200, PC-G850

CASIO 系
・FX-860P, FX-870P, FX-890P

TARGET$ = コマンドを使用することにより変更できます。
詳しくは,2-3. ターゲット切り替えを参照してください。



2-2. 使用方法 (Pocket PC/Windows Mobile 版)

画面下部の入力エリアからコマンドを入力します。入力後,[Enter] キーを押す (または,ENTERボタンを押す) ことによりコマンドを実行します。
入力エリア

システムメニュー(システムメニュー)から [アプリケーションの終了] を選択すると,TenBASIC を終了します。
システムメニュー

画面を押し続けているとポップアップメニューを表示します。
ポップアップメニュー
拡大率を選択した場合,次回起動時から指定した倍率で表示します。

ステータスバーを選択した場合,画面上部にステータスバーを表示します。
ステータスバー

ステータスバーの内容は,Windows 版と同じです。



2-3. ターゲット切り替え

・TenBASIC には,BASIC の動作として以下のターゲットがあります。

ターゲット 説明
DEFAULT SHARP のポケコン PC-E650 と互換性のある TenBASIC 独自のモードです。
ポケコンのプログラムに対する互換性を重視しない場合,または TenBASIC を電卓として使用する場合,このモードを使用することを推奨します。
PC-E500 SHARP のポケコン PC-E500 との互換性を重視したモードです。
PC-E500 のプログラムを動かす場合,このモードを使用することを推奨します。
PC-E650 SHARP のポケコン PC-E650 との互換性を重視したモードです。
PC-E650 のプログラムを動かす場合,このモードを使用することを推奨します。
PC-E200 SHARP のポケコン PC-E200 との互換性を重視したモードです。
PC-E200 のプログラムを動かす場合,このモードを使用することを推奨します。
PC-G850 SHARP のポケコン PC-G850 との互換性を重視したモードです。
PC-G850 のプログラムを動かす場合,このモードを使用することを推奨します。
FX-860P CASIO のポケコン FX-860P との互換性を重視したモードです。
FX-860P のプログラムを動かす場合,このモードを使用することを推奨します。
FX-870P
CASIO のポケコン FX-870P との互換性を重視したモードです。
FX-870P のプログラムを動かす場合,このモードを使用することを推奨します。
FX-890P
CASIO のポケコン FX-890P との互換性を重視したモードです。
FX-890P のプログラムを動かす場合,このモードを使用することを推奨します。

・ターゲットの切替方法は,入力エリアから以下のコマンドを入力します。

ターゲットを DEFAULT に変更する場合 (※)
>TARGET$ ="DEFAULT" [Enter]
または
>TARGET$ ="0" [Enter]

ターゲットを PC-E500 に変更する場合 (※)
>TARGET$ ="PC-E500" [Enter]
または
>TARGET$ ="1" [Enter]

(※) ターゲットによっては,変更できない場合があります。その場合は,先頭にアンダーバーを付加してください。
     (TARGET$ → _TARGET$)



2-4. モード切り替え

・TenBASIC には,以下のモードがあります。

モード 説明
CAL 電卓モードです。
入力エリアから,数値関数または文字関数の直接実行が可能です。
プログラムの追加/修正/削除/実行は,できません。
プロンプトが "]" となります。
BASIC プログラムの追加/修正/削除/実行が可能なモードです。
プログラムの実行を可能とするため,中間言語形式で格納します。
プロンプトが ">" となります。
TEXT プログラムの追加/修正/削除が可能なモードです。
プログラムは,入力した内容をそのまま格納します。
プログラムの実行は,できません。
プロンプトが "<" となります。

・モードの切替方法は,入力エリアから以下のコマンドを入力します。

CALモードに変更する場合 (※)
>CAL [Enter]

BASICモードに変更する場合 (※)
>BASIC [Enter]

TEXTモードに変更する場合 (※)
>TEXT [Enter]

(※) ターゲットによっては,変更できない場合があります。その場合は,先頭にアンダーバーを付加してください。
     (CAL → _CAL, BASIC → _BASIC, TEXT → _TEXT)



2-5. 使用例

・電卓として使用する例

(CAL モード)
]1+2*3 [Enter]
 7
]1/3 [Enter]
 3.333333333E-01
]"abc"+"def" [Enter]
abcdef
]

・プログラムを実行する例

(BASIC モード)
>10 CLS [Enter]
指定した行を追加しました。
>20 FOR I=1 TO 1000 [Enter]
指定した行を追加しました。
>30 PRINT I; [Enter]
指定した行を追加しました。
>40 NEXT I [Enter]
指定した行を追加しました。
>RUN [Enter]

・プログラムの実行を途中で止める場合は,メニューから [実行中] - [中止(BREAK)] を選択します。
中止(BREAK)メニュー


最終更新日:2019年1月23日
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